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「電気代が高い原因は?」
「一人暮らしの電気代はどれくらい?」
「電気代を安くする方法は?」
最近になって急に電気代が高くなり、原因を探している人も多いのではないでしょうか。

電気代が高くなる原因は、補助金や料金改定、調達コストの上昇などが考えられます。
本記事では、小売電気アドバイザーの資格を持つプロが電気代が高くなる原因を分析し、対処法とともに詳しく解説します。
世帯人数ごとの平均的な電気代も紹介するので、自宅の電気代を下げたい人はぜひ参考にしてください。
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電気代が急に高くなった原因は?

原因 | 詳細 |
---|---|
補助金が終了 | 割引終了による 相対的な値上げ |
電力会社の 料金改定 | 各社が定期的に実施 |
調達コストの 高騰 | 電気代が プラス調整される |
時期的要因 | 夏や冬は 電気代が上昇傾向 |
ライフスタイルの 変化 | ・引越し ・新生活 ・家族構成の変化 など |
電気代は、電力会社が料金改定を実施したり、燃料費や電力市場価格が高騰した際に高くなります。

政府による補助金の給付が終了した際も割引がなくなるため、電気代が高くなったと感じる可能性が高いです。
また、エアコンの多用やライフスタイルの変化など、利用者側の行動が原因で電気代が上がるケースもあります。
電気代が急に高くなった場合は、1つずつ原因を確認して該当するものがないか確認してみましょう。
補助金の給付が終了した
年月 | 補助金額(1kWhあたり) |
---|---|
2025年9月 | 2.0円 |
2025年8月 | 2.4円 |
2025年7月 | 2.0円 |
2025年3月 | 1.3円 |
2025年2月 | 2.5円 |
2025年1月 | 2.5円 |
政府は2023年から断続的に電気代の補助金を給付しており、2025年も冬と夏にそれぞれ約2円が支給されましたが、この補助金が終了するタイミングで電気代が上がります。
厳密に言うと補助金が終了しても電気代自体は上がりませんが、補助金による割引がなくなるため、高くなったと感じる場合があります。

2025年3月や9月など、補助金の給付額が少なくなるタイミングでも、電気代が上がったと感じる可能性が高いです。
補助金は1ヶ月に使用した電力量1kWhにつき給付されるので、例えば補助金が2円の月に300kWh使うと、600円が割引されます。
そのため、電力使用量が多い家庭ほど補助金の有無による影響が大きくなります。
電力会社が値上げを実施した
![]() 従量電灯B | 2023年6月 改定前 | 2023年6月 改定後 |
---|---|---|
基本料金 (30A) | ||
電力量料金 1段階 (~120kWh) | ||
2段階 (121~300kWh) | ||
3段階 (301kWh~) | ||
モデルケース 料金 (30A 260kWh) |
東京電力は2023年6月に、従量電灯Bの電力量料金を約5円値上げしましたが、このような料金改定が実施されると電気代が高くなります。

モデルケースの料金を比べると、2023年6月の料金改定により、東電の従量電灯Bは約900円値上がりました。
大手に限らず、電力会社の設定料金は定期的に改定されますが、料金改定の前は必ずメール等で連絡が届きます。
契約中の電力会社で大幅な値上げが実施される場合は、安い新電力への乗り換えも検討してみましょう。
燃料費や電力市場価格が高騰した
![]() 従量電灯B | 燃料費調整額 |
---|---|
2022年 12月 | 11.92円 |
11月 | 9.72円 |
10月 | 8.07円 |
9月 | 6.50円 |
8月 | 5.10円 |
7月 | 4.15円 |
6月 | 2.97円 |
東京電力の2022年後半の燃料費調整額は半年間で単価が約4倍に上がり、電気代高騰の要因となりました。
燃料費調整額とは、石炭や液化天然ガスなど発電燃料の価格を電気代に反映させるために設けられている料金項目です。
補助金と同様に1kWhにつき計算されるため、電力使用量が多い人ほど、調整額変動の影響が大きくなります。

燃料費調整額ではなく電源調達調整費を導入している電力会社の場合は、電力の市場価格によって調整額が決まります。
しかし燃料価格や電力市場価格によってはマイナス調整される月もあり、たとえ大きくプラス調整されても、近年は補助金が支給されるケースが多いです。
いずれにしても利用者側でコントロールできる費用ではありませんが、検針票をチェックして極端にプラス調整されていないか確認してみましょう。
夏や冬に電気を使用した

![]() きほんプラン | 電気代 |
---|---|
2025年 3月 | 9,419円 |
2月 | 11,990円 |
1月 | 14,673円 |
2024年 12月 | 9,343円 |
11月 | 5,134円 |
関東在住の当サイト編集部スタッフが利用しているシン・エナジーの電気代を見ると、冬本番になるにつれて電気代が上がっており、1月は1万4,673円を記録しています。
また、2024年11月は5,143円ですが翌12月は9,343円となっており、1ヶ月で約2倍高くなっています。
この時期に電気代が高くなる理由はエアコンをフル稼働させているためで、特に冬は外の気温と室内温度の差が大きく、1年で最も電力使用量が多くなる時期です。

冷房の使用機会が多くなる夏も、冬ほどではありませんが電気代が上がります。
電気代が高いと感じる場合は、夏や冬にエアコンを使い過ぎていないか振り返ってみましょう。
エアコンは家電の中でトップクラスに消費電力が多いため、節電方法も合わせてチェックしてみてください。
ライフスタイルが変化した
ライフスタイルや家族構成が変わると電気の使い方も変わるため、電気代が急に高くなる場合があります。
例えば引っ越しとともに電力会社を変更したり、新居がオール電化住宅だと、引っ越し前より電気代が上がる可能性が高いです。

旧居と新居で断熱性が異なり、エアコンの稼働率が増えて電気代に影響を与えるケースも考えられます。
また、ペットを飼い始めると留守中もエアコンを点けっぱなしにするようになるため、電気代も高くなります。
ここ数ヶ月で家庭環境に変化があった場合は、過去の検針票と見比べながら電気代の推移を確認してみましょう。
世帯人数ごとの電気代平均
世帯人数 | 1ヶ月の電気代平均 |
---|---|
1人 | 6,756円 |
2人 | 10,878円 |
3人 | 12,651円 |
4人 | 12,805円 |
5人 | 14,413円 |
6人~ | 16,995円 |
総務省統計局が発表した家計調査によると、2024年の1~6人以上世帯の電気代平均は6,756~16,995円です。
電気代が高いと感じる人は、家庭の世帯人数と照らし合わせて平均額とどれくらいの差があるのか確認してみましょう。
ただし、家計調査のデータはあくまでも平均値のため、月によっては金額が大きく異なる場合もあります。

例えば、電気代が高くなる冬は平均額より高くなる可能性が高いです。
そのため、可能なら、自宅の1年間の電気代平均を算出したうえで平均と比べてみましょう。
高い電気代を下げる方法

電気代を下げるには、家電の使い方を見直して節電を心がけたり、最新モデルの家電へ買い替える方法が有効です。
また、契約容量を少なくすると基本料金が安くなるため、トータルの電気代も下げられます。

労力や費用をかけず、手っ取り早く電気代を安くしたい場合は、新電力への乗り換えが最もおすすめです。
家電の節電を心がける

家電 | 節電方法(一例) |
---|---|
エアコン | ・温度調節をする ・窓にカーテンをして熱の出入りを防ぐ ・室外機の周りに物を置かない |
冷蔵庫 | ・食品を入れ過ぎない ・壁から離して設置する |
テレビ | ・明るさや音量を調節する ・使わない時は主電源を切る |
照明 | ・日中は消灯する ・壁スイッチで電源を切る (待機電力を減らす) |
温水洗浄便座 | ・使用後はフタをする ・温度調節をする |
普段使っている家電の設定を変えたり、こまめに電源を切って待機電力を減らせば、節電効果が重なって電気代を安くできます。
例えば資源エネルギー庁は、エアコンの暖房温度を21℃から20℃にするだけで、年間1,000円以上の節約になると発表しています。

待機電力が家庭の消費電力の5%以上を占めるというデータもあるため、使わない家電はコンセントを抜いておきましょう。
なお家電の電力消費割合はエアコン・冷蔵庫・照明が半分以上を占めているため、これらの家電で優先的に節電対策をすると効果的です。
家電を買い替える
家電 | 買い替え効果 |
---|---|
エアコン (2013年製→2023年製) | -4,154円/年 |
冷蔵庫 (2013年製→2023年製) | 最大-4,433円/年 |
照明 (白熱電球→LED電球) | -2,883円/年 |
- 参照サイト:省エネポータルサイト
- 全国家庭電気製品公正取引協議会が令和4年7月22日に改定した目安単価31円/kWhで試算
エアコンや冷蔵庫を2013年製から2023年製に新調すると、1年で約4,000円以上の節約効果が期待できます。

白熱電球からLED電球への切り替えでも、年3,000円近く安くなります。
家電の買い替えはお金がかかりますが、長い目で見ると節約効果が大きいため、10年以上前の製品を使っている場合は検討するべき節約方法です。
買い替える際は省エネラベルに記載されている星の数や、省エネ基準達成率を確認して、省エネ性能の高い家電を選びましょう。
契約容量を見直す

家電 | 必要アンペア目安 |
---|---|
エアコン (冷房) | ・通常時:5.8A ・起動時:14A |
エアコン (暖房) | ・通常時:6.6A ・起動時:20A |
電子レンジ | 15A |
ドライヤー | 12A |
掃除機 | 2~10A |
契約容量を下げれば電気代の基本料金は安くなりますが、契約容量変更の際は、各家電の必要アンペアを把握しておく必要あります。
例えばエアコンと電子レンジを同時に使うと、その時点で20アンペアを超えるため、契約容量は30アンペア以上が適切です。

契約容量が少ないと、家電を使用した際にブレーカーが落ちやすくなり、停電のリスクが高まります。
同時に使う可能性のある家電を考慮して適切な契約容量を選び、電気代を下げましょう。
安い新電力へ乗り換える
手っ取り早く電気代を下げたい場合は、割安な新電力への乗り換えが最も効果的です。
なぜなら、個人で実践できる節電対策は限界があり、電気代も大幅に安くならないためです。
一方で新電力の乗り換え手続きはスマホから簡単に行えるうえ、手数料も発生しません。
もちろん電気の質も大手と変わらず、単純に電気代だけを下げられるため、毎月の請求額が高いと感じる場合はぜひ乗り換えを検討してみましょう。

おすすめの新電力もチェックして、現在の電気代と比較してみてください。
電気料金が安いおすすめの新電力
電気代を根本から大幅に下げたい場合は、大手より割安な新電力へ乗り換えましょう。
最もおすすめの新電力は楽々でんきで、かけつけサービスが無料で付くプランや基本料金が0円のプランがあり、コスパ良く電気を使えます。
東京エリアに住んでいる人はCDエナジー、料金の安さを求める人はオクトパスエナジーも比較検討して、最適な電力会社を見つけましょう。
楽々でんき
楽々でんきはお得なプランが多く、全エリアに対応しているため、ライフスタイルや居住エリアを問わずおすすめの新電力です。
楽々でんきは、株式会社エクスゲートが運営する新電力で、電気代が業界最安級に安いサービスです。
電気代がお得なだけでなく、水道・ガス・電気のトラブル時の「かけつけサービス」も無料で利用できます。
当サイトからの申し込み限定で
デジタルギフト5,000円分プレゼントされます。
楽々でんきは、U-NEXTやオンライン診療などサービスも充実しているため、特典重視の方にもおすすめです。
\新電力におすすめ/

CDエナジー
CDエナジーは一人暮らし向けプランのほか、ファミリー世帯向けのプランもあり、ほとんどの家庭で東電よりお得に使えます。
CDエナジーダイレクトは、中部電力ミライズと大阪ガスが50%ずつ出資して2018年に設立されました。
電気の提供エリアは東京電力管内のみですが、独自のポイント制度などが利用者から評価されており、2024年時点の契約実績は70万件(取次事業者の獲得も含む)を突破しています。
CDエナジーの標準的なプラン「ベーシックでんき」と、東京電力の自由料金の標準プラン「スタンダードS」を比べると、基本料金と電力量料金はCDエナジーの方が安いです。
料金プランも従量制からオール電化住宅向けまで多種多様に用意されているので、世帯人数やライフスタイルを問わず契約できるのが魅力です。
電気+ガスのセット割で、一般家庭向けのベーシックガスプランは0.5%割引になるなど、お得な電力会社です。
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オクトパスエナジー
オクトパスエナジーは格安料金のグリーンオクトパスに加えて、基本料金や燃料費調整額が0円のシンプルオクトパスも選べます。
オクトパスエナジー | 詳細情報 |
---|---|
提供エリア | 全国 沖縄と離島を除く |
電気料金 | 料金確認 |
初期費用 | 0円 |
支払方法 | クレジットカード 口座振替 コンビニ払い |
解約費用 | 0円 |
オクトパスエナジーは、もともとイギリス発の電力会社で、2021年に東京ガスと合弁でTGオクトパスエナジー株式会社が提供する新電力サービスです。
オクトパスエナジーは、実質再生可能エネルギーを100%使用しながらも新電力で最安値クラスです。
\料金が安い/
高い電気代でよくある質問
電気代が高い原因で、よくある質問にお答えします。
急に電気代が高くなる理由は複数考えられるため、1つずつ確認して原因を突きとめましょう。
電気代を下げる効果的な方法や平均額も解説するので、ぜひ参考にしてください。
- 電気代が高くなった原因は?
- 電気代が高くなる原因は、補助金給付の終了や電力会社の料金改定、燃料費の高騰が考えられます。補助金は2023年から断続的に給付されていますが、終了すると割引がなくなるため、電気代が値上がったと感じる場合があります。また、燃料費が高騰すると電気代に含まれる燃料費調整額もプラス調整され、電気代が底上げされます。冬場のエアコン使用やライフスタイルの変化など、利用者側の行動によって電気代が上がるケースもあるため、ここ数か月間を振り返って思い当たる節がないか探ってみましょう。
>> 電気代が高い原因を詳しく見る
- 電気代が万単位になることはある?
- 夏や冬はエアコンをフル稼働させる家庭が多いため、世帯人数が少なくても1万円を超える場合があります。特に冬は外気温と室内温度の差が大きく、1年で最も電力使用量が大きい時期です。実際に当サイト編集部のスタッフに調べてもらったところ、1月の電気代は1万4,000円を超えており、前月比で約2倍になった月もありました。
>> 冬の電気代を見る
- 一人暮らしの電気代はどれくらい?
- 総務省統計局が公開している2024年の家計調査によると、一人暮らしの電気代平均は月6,756円です。一人暮らしで電気代が高いと感じる場合は、平均額と比べてどれくらいの差があるのか確認してみましょう。ただし、あくまでも平均額のため、電気代が高くなる夏や冬の月と比べると平均値を大きく超える場合もあります。そのため、家計調査のデータと比べる前に、1年分の電気代平均を算出しておくのがおすすめです。
>> 一人暮らしの電気代平均を見る
- 電気代を下げる方法は?
- 電気代を安くしたい場合は、普段使っている家電の設定を見直したり、古い家電の買い替えを検討しましょう。例えば、冬にエアコンの暖房温度を1℃変えるだけで、年間電気代は1,000円以上安くなります。また、10年以上前の家電は最新モデルと比べて省エネ性能が低いため、思い切って買い替えるのも有効です。大幅に電気代を下げたい場合は、節電対策や家電の買い替えより、割安な新電力への乗り換えがおすすめです。乗り換え手続きはネット上で完結でき、手数料もかからないため、簡単に電気代を抑えられます。
>> 電気代を下げる方法を詳しく見る
- 電気料金が安い新電力は?
- 電気料金が安い新電力は複数ありますが、中でもおすすめなのが楽々でんきです。楽々でんきは基本料金や電力量料金が大手より安く、サービスやオプションも充実しているため、コスパ良く電気を使えます。現在東京電力を契約中の人は、CDエナジーも検討してみましょう。CDエナジーは東京エリアのみ対応の新電力ですが、東電と同じ料金体系のまま料金を抑えているので、東電から乗り換えればほぼ確実に電気代が安くなります。また、料金の安さを重視する人は、他社より格段に低価格なオクトパスエナジーが向いています。
>> おすすめの新電力を見る
まとめ
最後に、電気代が高い原因をおさらいしましょう。
- 電気代が高い原因は、補助金の終了・料金改定・燃料価格の上昇など
- 1ヶ月の電気代平均は6,756~16,995円
- 電気代を下げるには新電力への乗り換えがおすすめ
電気代が急に高くなった場合、考えられる原因は補助金給付の終了や電力会社の料金改定、燃料価格の上昇です。
他にも冬にエアコンを多用したり、ライフスタイルに変化があった際に電気代が上がる可能性があるため、ここ数か月間を振り返って原因を探ってみましょう。
電気代を下げるには安い新電力への乗り換えが最も効果的なため、高い電気代に悩まされている人はぜひ検討してみてください。

一人暮らしやサービス重視なら楽々でんき、料金の安さを求めるならCDエナジーやオクトパスエナジーがおすすめです。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。