パネルヒーターのデメリットとは？電気代が高くなる理由と節約の工夫も紹介

「パネルヒーターのデメリットは？」
「どんな人におすすめ？」
「電気代を節約する方法は？」

パネルヒーターを使ってみたいけど、デメリットやメリット、どんな使い方が良いのか気になりますよね。

柴田 今日子

パネルヒーターの最大のデメリットは暖房能力に対して電気代が高いことです。デメリットを理解して、しっかり他の暖房器具と使い分けましょう。

この記事は、パネルヒーターのデメリットを中心に、メリットやおすすめな人の特徴を解説します。

さらに、パネルヒーターを使う際の節約のコツやおすすめの電力会社も解説しているので、ぜひ参考にしてください。

パネルヒーターの最大のデメリットは電気代が高いこと

パネルヒーターの最大のデメリットは、暖房能力に対して電気代が高いことです。

パネル内部の電熱線が発熱し、輻射熱で部屋全体を温める仕組みのため、エアコンなどよりは暖まるまでに時間を要します。

そのため、大型タイプで広い空間を暖める場合、電気代の負担が大きくなりやすいのが特徴です。

輻射熱による暖房は空気が乾燥しにくく、子どもやペットがいる家庭でも安全に使用できます。

パネルヒーターは、他の暖房器具と併用して使うと、安全性や静音性に優れた暖房として活用できます。

パネルヒーターの電気代が気になるなら、基本料金や電力量料金が安い電力会社への乗り換えも検討しましょう。

1日8時間使うと毎月の電気代は約8,580円

大型のパネルヒーターを1日8時間使うと、1ヶ月あたりの電気代は約8,580円です。

リビング全体を暖める場合は大型タイプが必要となり、長時間の運転によってエアコンより電気代が高くなる場合があります。

一方、小型や中型タイプであれば、電気代は1,440円から4,290円に抑えられます。

子どもが勉強するデスク下や寝室の足元など、狭いスペースを暖める場合は、小型や中型のパネルヒーターが活躍します。

パネルヒーターを選ぶ際は、部屋の広さや使う時間、用途を考慮して、自分や家庭に最適な機種を選びましょう。

電気代を他の暖房器具と比較

パネルヒーターと他の暖房器具の電気代を比較すると、大型タイプを除けば大きな差はありません。

大型のパネルヒーターは部屋全体を暖める用途がありますが、輻射熱を使う仕組み上、長時間の運転が必要です。

リビング全体を暖める目的で使う場合、大型パネルヒーターはエアコンの約2倍の電気代がかかる場合もあります。

ただし、エアコンの風や乾燥が苦手な場合は、中型や小型のパネルヒーターと他の暖房機器を併用する方法もおすすめです。

足元だけを暖めたい場合やデスク下で使いたい場合は、小型パネルヒーターが活躍します。

用途に合わせて暖房器具を選ぶと、快適に過ごせて電気代も節約できます。

パネルヒーターの電気代が高くなる理由

パネルヒーターは熱を作る効率がエアコンよりも低いため、電気代が高くなりがちです。

エアコンはヒートポンプ方式で空気中の熱を効率よく利用しますが、パネルヒーターは電気を直接熱に変える仕組みのため、効率がいいとは言えません。

同じ温度を目指す場合でも、消費電力に差が出るため、パネルヒーターの方が多くの電力を必要とします。

パネルヒーターは足元や脱衣所など、必要な場所だけに使い方を限定すると無駄な電気代を抑えやすいですよ。

パネルヒーターのその他のデメリット

パネルヒーターには電気代以外にもデメリットがあります。

例えば、部屋全体を暖める能力が低く、広いリビングや気密性の低い場所では十分な暖房効果を感じにくいです。

他にも、大型タイプを導入すると、設置スペースが限られている家庭では置き場所に困る場合があります。

ここからは、電気代以外のデメリットを紹介します。

暖房能力が低い

パネルヒーターは、部屋全体を暖めるよりも、局所的な暖房に向いています。

輻射熱と自然対流でゆっくり暖める仕組みのため、広いリビングや気密性の低い部屋では十分な暖房効果を得にくいです。

家族が集まるリビング全体を短時間で暖めたい場合は、エアコンなどの別の暖房器具の方が効率良く暖まります。

一方で、デスク下や寝室の足元の限られたスペースでは、パネルヒーターが最適です。

パネルヒーターを活用する際は、部屋全体を暖める用途より、部分暖房や補助暖房としての活用がおすすめです。

速暖性がない

パネルヒーターは暖まるまでに時間がかかるため、すぐに暖まりたい時には不向きです。

輻射熱と自然対流でじっくり暖める仕組みなので、エアコンや電気ストーブのようにすぐに暖かさを感じられません。

一方、足元や脱衣所など一部をじんわりと暖めたい場合や、静かな環境を重視したい家庭には、パネルヒーターが最適です。

暖房器具はすぐに暖まりたい時と、じんわりと局部を暖めたい時で使い分けると、無駄な電気代を抑えながら快適な冬を過ごせます。

大型の機器は設置場所に制限がある

大型のパネルヒーターは設置場所に制限が出やすいです。

本体が大きくて重いため、家具の配置や動線を考えて置き場所を決める必要があります。

大型のパネルヒーターの導入を考えている場合は、購入前に設置予定のスペースをしっかり測り、生活動線や安全性も考慮して選びましょう。

パネルヒーターのメリットとおすすめな人

パネルヒーターは安全性が高く、静音性にも優れているため、小さな子どもや高齢者がいる家庭でも安心して使えます。

また、空気を汚さず乾燥しにくいので、アレルギーや肌荒れが気になる人にもおすすめです。

さらに、部分暖房に適しており、デスク下や脱衣所など限られたスペースでも活躍します。

ここからは、パネルヒーターのメリットについて詳しく紹介します。

安全性が高い

パネルヒーターは、他の暖房器具と比べて安全性が高いです。

表面温度が比較的低く、火やガスを使わないため、やけどや火事のリスクを抑えられます。

目を離した隙に子どもやペットが触れてしまっても、大きな事故につながりにくいので安心ですね。

安全性を重視したい家庭の暖房器具選びには、パネルヒーターがぴったりです。

静音性に優れている

パネルヒーターは静かな暖房機器を探している人におすすめです。

ファンが付いていないため、運転音がほとんど発生しません。

夜間に赤ちゃんが寝ている寝室や、仕事や勉強に集中したい場面でも、音が静かなので気軽に使えますよ。

エアコンなどの音が気になる人は、パネルヒーターの導入を検討しましょう。

空気を汚さず乾燥しにくい

パネルヒーターは輻射熱で暖めるため、空気を汚さず乾燥しにくいです。

アレルギーや敏感肌の家族がいる家庭では、喉や肌の乾燥が気になりにくく、快適に過ごせるでしょう。

例えば、肌荒れや喉の弱い子どもがいる家庭でパネルヒーターを活用すると、エアコンを使うよりも乾燥感が軽減されます。

加湿器を併用しなくても自然な湿度を保てるので、アレルギーや肌荒れに悩む人にもおすすめです。

部分暖房に最適

小型・中型のパネルヒーターは必要な場所だけをピンポイントで暖められます。

部屋全体を暖める目的ではなく、部分的な暖房として活用すると、電気代の節約にも効果的です。

リビングでテレビを見る家族が足元の冷えを感じた際に、パネルヒーターが活躍しますよ。

広い部屋全体を暖めずに済むため、節約しながら快適に過ごせます。

コンパクトタイプは設置や移動が簡単

コンパクトタイプのパネルヒーターは設置や移動が簡単です。

本体が軽量で薄型なので、使いたい場所にすぐ持ち運べます。

書斎や脱衣所など、必要な場所に必要な時だけ持ち運んで使えます。

季節や生活スタイルの変化に合わせて柔軟に使いたい人にはおすすめです。

メンテナンスが簡単

パネルヒーターはメンテナンスが簡単です。

フィルター掃除や内部クリーニングが必要なエアコンと違い、表面を軽く拭くだけで日々のメンテナンスが完了します。

共働きの家庭や高齢の方でも、手間なく清潔に使い続けられるため、ストレスなく使い続けられますよ。

手間のかかる掃除や専門業者への依頼での出費に不満がある人は、パネルヒーターが最適です。

パネルヒーターの電気代を節約するコツ

パネルヒーターは便利で安全性が高い暖房機器ですが、電気代が気になる人も多いです。

ただし、使い方を工夫すれば、パネルヒーターの電気代を節約しながら使えます。

例えば、使う時間や場所を限定したり、タイマーや自動運転を活用すると、電気代の節約が可能です。

さらに、電力会社や料金プランを見直せば、電気代を根本から抑えられます。

ここからは、パネルヒーターの電気代を節約するコツを詳しく紹介します。

使う時間と場所を限定する

パネルヒーターは、時間と場所を限定しての活用がおすすめです。

長時間や広い範囲で使うと電気代がかさみやすいため、必要なときだけ短時間で使うと無駄な電力消費を抑えられます。

夜の寝室や朝の脱衣所などピンポイントで暖めたい場面で使えば、節約と快適性を両立できます。

パネルヒーターを導入する際は、利用シーンを想定してから購入しましょう。

タイマー機能や自動モードを活用する

パネルヒーターの無駄な電力を削減したい場合は、タイマー機能や自動モードを活用しましょう。

設定した時間だけ運転したり、室温に合わせて自動でオンオフしたりできるため、つけっぱなしを防止できます。

就寝前や出勤前にタイマーをセットしておけば、消し忘れによる無駄な出費を抑えれらますよ。

パネルヒーターに限らず、日ごろから無駄な電気の使用を減らす意識を持つと、電気代を節約できます。

断熱対策を徹底する

パネルヒーターの暖房効率を高めるなら、断熱対策も徹底しましょう。

窓やドアの隙間をふさいだり、厚手のカーテンや断熱シートを使うと、暖かさが逃げにくくなります。

窓際に断熱シートを貼るだけでも、室温が下がりにくくなり、電気代を節約できますよ。

断熱対策とパネルヒーターを併用すれば、暖房効果を高めながら電気代の節約が可能です。

他の暖房器具と併用する

パネルヒーターは他の暖房器具との併用がおすすめです。

それぞれの暖房器具には得意な役割があり、組み合わせて使うと消費電力を抑えつつ快適に過ごせます。

例えば、家族全員が集まるリビングではエアコンをメインにし、冷えやすい人だけパネルヒーターを使うとエアコンの設定温度も抑えられるため節約に繋がります。

暖房器具は1つだけに絞らず、役割を持たせて活用しましょう。

電力会社のプランを見直す

パネルヒーターを含む電気代を根本的に見直すなら、電力会社のプラン変更がおすすめです。

新電力は大手電力会社よりも基本料金や電力量料金が抑えられているため、乗り換えるだけで電気代が節約できます。

夜間にパネルヒーターを使う家庭は、夜間帯が安い料金プランに切り替えると月々の暖房費を生活スタイルを変えずに抑えられますよ。

新電力は、電気代だけではなくガスとのセット割や独自特典などもあるため、自分の生活スタイルに合ったプランを選びましょう。

パネルヒーターを使うなら安い電力会社を使おう

新電力会社
東電と比較	安い	かなり安い	安い
付帯サービス	充実	シンプル	シンプル
基本料金	0円	必要	必要
ガスセット	有り	無し	無し
ポイント	無し	無し	無し
特徴	かけつけサービス無料 即日開通にも対応	電気代が安い 昼夜プランもある	30分おきに 電力量料金が変動
おすすめな人	一人暮らしが初めて 新生活スタートする人	安さにこだわる人	電気代が安い時間帯で 集中して電気を使える

パネルヒーターを含む電気代全体を節約したい場合は、新電力会社の契約がおすすめです。

特におすすめな楽々でんきは、電気代の節約に加え、水道やガスのトラブルにも無料で対応するかけつけサービスがあり、生活の安心感も高まりますよ。

また、シン・エナジーは昼型と夜型の生活スタイルに合わせて選べる生活フィットプランが特徴です。

他にも、Looopでんきは電気を使う時間を工夫したい節約志向の人にぴったりです。

ここからは、それぞれの新電力会社について詳しく紹介します。

楽々でんき

電気代の節約と生活の安心感を重視する家庭には、楽々でんきがおすすめです。

このサイト限定の特別プランでは、電気代を抑えながら、電気・ガス・水道のトラブルに対応する無料のかけつけサービスが利用できます。

さらに、U-NEXTとオンライン診療サービス「SOKUYAKU」を2ヶ月間無料で体験でき、3ヶ月目以降も割安料金で継続利用できる特典もあります。

電気代の節約と生活サポートの両方を重視したい人は、楽々でんきを検討しましょう。

楽々でんき	詳細情報
提供エリア	全国 沖縄と離島を除く
初期費用	3,850円
支払方法	クレジットカード 口座振替
解約費用	プランによる

楽々でんきは、株式会社エクスゲートが運営する新電力で、電気代が業界最安級に安いサービスです。

電気代がお得なだけでなく、水道・ガス・電気のトラブル時の「かけつけサービス」も無料で利用できます。

当サイトからの申し込み限定で
デジタルギフト5,000円分プレゼントされます。

楽々でんきがおすすめな理由

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楽々でんきは、U-NEXTやオンライン診療などサービスも充実しているため、特典重視の方にもおすすめです。

＼新電力におすすめ／

楽々でんき

シン・エナジー

電気代をシンプルに抑えたい人は、シン・エナジーがおすすめです。

「きほんプラン」に加え、生活リズムに合わせて選べる【昼】生活フィットプランと【夜】生活フィットプランから選べます。

在宅ワーク中心で日中によく暖房を使う人は【昼】生活フィットプラン、日中は仕事で外出しており、夜間に電気を多く使う家庭は【夜】生活フィットプランがぴったりです。

さらに、契約後も毎月プランの変更ができるため、ライフスタイルが変わってもお得に使い続けられます。

自分や家族の生活に合わせて最適な料金プランを柔軟に選びたい人は、シン・エナジーを検討しましょう。

シン・エナジー	詳細情報
供給エリア	全国 離島など一部除く
初期費用	0円
支払方法	クレジットカード 口座振替
解約費用	0円

シン・エナジーは、シン・エナジー株式会社が提供する新電力サービスです。国内のほぼ全域を対象にしている新電力サービスなので、居住地域に縛られずに契約できます。

シン・エナジーがおすすめな理由

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他社を圧倒する料金の安さが特徴で、資源エネルギー庁が公表している省エネコミュニケーションランキングで最高ランクを獲得しています。

シン・エナジーは、業界トップクラスの安さで、電気代を節約したい全ての人におすすめです。

＼最安クラスに安い／

シン・エナジー

Looopでんき

Looopでんきは、電気の使い方を調整できる家庭におすすめです。

30分ごとに料金単価が変わる市場連動型プランを採用しており、特に深夜や日中など電力需要が少ない時間帯は単価が安くなる傾向があります。

パネルヒーターを含む家電を、電力量単価が安くなる日中と夜間に集中して使うと、他の電力会社よりも電気代を節約できます。

パネルヒーターの使い方に加え、家族で照明や家電の使い方も工夫できる場合は、Looopでんきを検討しましょう。

Looop でんき	詳細情報
提供エリア	全国 離島など一部除く
電気料金	エリア毎の料金確認
初期費用	0円
支払方法	クレジットカード
解約費用	0円

Looopでんきは、株式会社Looopが提供している電力サービスで東日本大震災をきっかけに2011年に設立されています。

株式会社Looopは非上場企業ですが、多くの電力会社と関係を強めており、今後さらに注目を集めるでしょう。

供給エリアは離島など一部を除き全国です。

Looopでんきがおすすめな理由

• 基本料金が安い
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Looopでんきの乗り換えた人のほとんどが、電気料金が安くなったと実感するサービスです。

料金の安い時間帯に多く使用すれば、電気料金を大幅に抑えることができますよ。

＼新電力におすすめ／

Looopでんき

2025年8月1日 おすすめの電力会社15社を比較【2025年8月更新】

パネルヒーターについてのよくある質問

パネルヒーターのデメリットやメリット、節約のコツで、よくある質問をお答えします。

パネルヒーターのみで部屋全体を暖めようとすると、時間がかかり電気代も高くなりやすいです。

用途や設置場所、稼働方法を工夫し、他の暖房器具と併用すれば、電気代を抑えながら快適な暖かさを得られます。

また、電気代を根本から見直したい場合は、新電力への乗り換えがおすすめです。

新電力に切り替えるだけで、生活スタイルを変えずに電気代を節約できます。

新電力会社の契約に不安がある人や、契約に際しての疑問点が残っている人は、よくある質問の内容をしっかり確認してから契約に進みましょう。

まとめ

最後に、パネルヒーターのデメリットやメリット、さらに節約のコツをおさらいしましょう。

パネルヒーターは暖房能力に対して電気代が高く、特に大型タイプは設置場所や電気代の負担も大きくなりがちです。

今から導入を検討している人は、使い方や設置スペースを確保してからの購入をおすすめします。

一方で、中型や小型のパネルヒーターは、他の暖房器具と比べて特別に電気代が高いわけではありません。

用途が明確なら、安全性や静音性、空気の乾燥しにくさなどのメリットを活かせるため、高齢者や赤ちゃん、肌が弱い人にもおすすめです。

さらに、電気代をまとめて節約したい場合は、新電力への切り替えもあわせて検討すると良いでしょう。

この記事で紹介した3つの新電力を中心に、自分に合った電力会社とプランを探してみてください。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。