エアコンの電気代は風量でこう変わる!おすすめの風量を料金比較

エアコンの風量別電気代

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「エアコンの風量で電気代はどれくらい変わる?」
「風量設定は自動と弱、どちらが安い?」
「快適さを保ちながら節電する方法は?」

エアコンをつける時、どの風量設定が一番安いのか、迷う事がありますよね。

柴田 今日子
柴田 今日子

エアコンの風量は、最適に調整してくれる「自動」が一番お得です。

この記事は、「風量別の電気代比較」を中心に、騒音・体感温度の違いを解説します。

シーン別の最適設定も解説しているので、ぜひ参考にしてください。

エアコンの風量別電気代早見表

エアコンの風量別 電気代
  • 6畳用インバーター機・設定温度26 ℃・外気35 ℃・単価31 円/kWhで試算しています。

エアコンは風量の違いで電気代が変わります。

電気代が変わるのは、エアコン内部の「コンプレッサー」の稼働時間と、送風ファンの電力消費が変わるからです。

料金面で見るとおすすめの風量は「自動」です。

風量自動は、設定温度に早く到達するために一時的に強風を使い、その後は省エネモードに切り替わるので、コンプレッサーの連続稼働を抑え、全体の電気代が低くなります。

逆に、弱風設定では冷暖房効率が悪く、室温が安定するまでに時間がかかるため、長時間コンプレッサーが稼働し続け、結果として電気代が高くなります。

エアコンの風量で電気代を抑えるには、適切な風量を自動で調整してくれる、風量自動が一番安くておすすめです。

風量別1時間の消費電力を比較

風量消費電力
0.54kWh
自動0.49kWh
0.51kWh
0.53kWh
0.61kWh

エアコンは風量によって、1時間あたりの消費電力に差が出ます。

風量自動では、設定温度と室温の差を見ながら必要最低限の風量と冷却出力で運転します。

初期は強風で素早く冷やし、その後は負荷を抑えるため、全体の消費電力が低いです。

一方「弱」や「中」は、設定温度に達するまでコンプレッサーが稼働し続けるので、時間あたりの電力消費がかさみます。

「急」モードは最大冷却を前提としており、コンプレッサーとファンが最大出力で連続稼働するため、消費電力は高いです。

エアコンの風量で消費電力を抑えるには、自動にするのがおすすめです。

風量別1日分の電気代を比較

風量1日の電気代
133.6円
自動121.6円
126.4円
131.2円
151.2円
  • 1日の使用時間を8時間と想定して試算しています。

エアコンの風量は自動と弱の違いでも、1日に約12円の差があります。

1日で見るとわずかな差でも、30日続ければ約360円となり、電気代が高い急風との比較では、1日あたり約30円、1ヶ月で約900円もの違いです。

エアコンを日常的に使用する家庭では、このような小さな差の積み重ねが電気代全体に大きく影響します。

夏や冬のピーク時に連日稼働させるなら、風量設定を見直すだけで固定費の削減が可能です。

暖房の風量別電気代を比較

風量消費電力電気代
0.59kWh18.4円
自動0.54kWh16.7円
0.56kWh17.4円
0.58kWh18.1円
0.67kWh20.8円
  • 6畳用インバーター機・設定22 ℃、外気7 ℃・電気単価31 円/kWhで試算しています。

暖房運転でも、風量によって消費電力と電気代に違いが出ます。

1時間あたりの電気代で見ると、「自動」と「急」では、4.1円も差があります。

暖房時は冷房よりも多くのエネルギーを必要とするため、効率の良い風量設定が特に重要です。

風量自動は部屋の温度と湿度を検知しながら、必要な風量と暖房出力を最適化するため、無駄な電力消費を抑えることができます。

暖房時も冷房時と同様に、風量自動が電気代の節約と快適性のバランスに優れた風量です。

エアコンの風量自動が一番節約できる理由

エアコンの風量自動が一番節約できる理由

風量自動が最も節約できるのは、必要な時だけ効率よく風を送り、無駄な電力を使わないからです。

効率よく風を送る仕組みは、インバーター制御と風量自動制御の連動によるものです。

インバーター制御は、エアコン内部のモーター出力を冷暖房の必要量に応じて細かく調整し、常に最適なエネルギーで運転できるので、旧型エアコンのオン・オフ制御と比べて消費電力を大きく削減できます。

風量自動制御は、室温と設定温度の差をセンサーで検知し、必要な風量だけを送る機能です。

最初は強風で一気に温度を近づけ、以降は最小限の風量で維持するため、過剰な運転を防げます。

インバーター制御と風量自動制御が連動することで、冷暖房効率は最大化され、無駄な稼働が最小限に抑えられるのです。

風量を上げると騒音・体感温度が大きく変わる

風量を上げると、エアコンの作動音が大きくなります。

エアコンの作動音が増すのは、送風ファンが高速で回転し、空気を強く送り出すことで、風切り音やモーター音が発生するためです。

風量が増すほどファンの回転数が上昇し、空気の流れに伴う摩擦や振動が増加し、風の通過音や筐体の振動音が目立ちます。

冷房時には強い風を直接受けることで体感温度は下がりますが、風当たりや音が気になると快適性に影響します。

風量を上げるとファンの高速回転で風切り音が増すので、使用状況に合わせて風量を調整しましょう。

風量別騒音データ

風量騒音体感目安
25dB図書館
自動30dB囁き声
37dB住宅地
41dB少し気になる
48dB換気扇
  • 騒音指数はメーカー公表の値から数種類を調査した平均値です。

エアコンの風量を急にすると、作動音は約48dBとなり、換気扇のような騒音と感じることがあります。

人が快適と感じる騒音レベルは30〜40dB未満とされています。

特に夜間や静かな室内では、小さな音の変化も不快です。

また、風量自動は風量が一定ではなく、室温の変化に応じて強弱が切り替わるので、普段は静かでも、立ち上げ時など一時的に音が大きくなります。

騒音の感じ方には個人差がありますが、風量設定による音の変化を理解しておくと、用途や時間帯に応じた使い分けができます。

吹出口風速と体感温度指標

風量風速体感温度
0.5m/s-1℃
自動0.9m/s-2℃
1.2m/s-2.5℃
1.6m/s-3℃
2.0m/s-4℃
  • 風速はメーカー公表の値から数種類を調査した平均値です。
  • 体感温度目安は ISO 9920「有効風速」の簡易式で試算しています。

エアコンの風量設定で、肌に直接あたる風の勢いが変わり、体感温度も変化します。

吹出口の風速が上がると、風が肌に直接当たるため、熱が奪われやすくなり、実際の室温より体感温度が下がるからです。

例えば、風速が2.0m/sの急風では、実際の室温よりも約4℃低く感じることがあり、夏場には有効な冷却感を得られる反面、人によっては「寒い」「風が強すぎる」と感じる不快要因にもなります。

一般的に、風速が1.5m/sを超えると、顔や身体に風が直接当たると不快感が出やすいです。

就寝時や長時間同じ場所で過ごすなら、風速が高すぎると乾燥や頭痛の原因になることもあります。

風量を上げることで即効性のある冷却効果は得られますが、風速が高すぎると快適性を損なう可能性があるので、使用シーンに応じた適切な風量設定をしましょう。

騒音と電気代を比較

風量騒音電気代
25dB16.7円
自動30dB15.2円
37dB15.8円
41dB16.4円
48dB18.9円

風量ごとの騒音と電気代を比較すると、風量自動がバランス良い設定なのでおすすめです。

風量自動は、騒音は控えめで30dBに収まり、電気代も最も安い15.2円です。

弱風は騒音が静かで25dBと快適ですが、室温が安定するまで時間がかかり、結果として電気代は自動より高くなります。

静音性を最重視したい就寝時や乳児のいる環境などでは弱風がおすすめです。

中・強・急の各モードは、風量に比例して騒音と電気代が増加します。

特に急風は、48dBと換気扇に近い騒音で、電気代も18.9円と突出しています。

短時間で室温を素早く下げたい場面には有効ですが、長時間の使用には適していません。

エアコンを快適に使うには、使用シーンに応じて、風量と電気代・騒音のバランスを考えましょう。

シーン別おすすめ風量設定

シーン別おすすめ風量設定

使用シーンによって、エアコンの最適な風量設定は異なります。

目的に合った風量を選ぶと、快適性と省エネの両立が可能です。

風量自動にすれば多くの場面で効率的に運転できますが、シーンによってはあえて手動で風量を調整した方が適している事もあります。

ここからは、代表的な5つの生活シーンにおけるおすすめの風量設定を紹介します。

就寝時

就寝時におすすめの風量設定は「弱」です。

風量弱は、静音性に優れ、騒音が約25dBと非常に静かで、風が直接体に当たる不快感を避けやすいため、睡眠を妨げにくいです。

体感温度の変化も穏やかで、急激な冷えすぎや乾燥を防ぐのに適しています。

ただし、消費電力はやや高めになり、1時間あたりの電気代は約16.7円で、風量自動の15.2円と比べると、1日8時間使用した場合で約12円、30日で約360円高くなります。

就寝時の快適性を優先するなら、一定風量で静かに運転する「弱」設定がおすすめです。

快眠環境を保ちつつ、無駄な冷房を避けるには、タイマー併用も有効です。

在宅ワーク

在宅ワーク中におすすめの風量設定は「自動」です。

風量自動は、作業環境を安定した室温で快適に保ちつつ、電気代と騒音を最小限に抑えられます。

室温の変化に応じて風量を自動調整する風量自動は、暑さや冷えすぎを感じにくく、体への負担を抑えながら快適な作業環境が保てます。

騒音も約30dBと静かで、通話やオンライン会議の妨げになりにくいです。

電気代は1時間あたり15.2円と安く、同じ快適性を得るために強風や急風を使用するよりも消費電力を抑えられます。

特に昼間の長時間使用が多くなる在宅ワークでは、積み重ねによる電気代の差が大きくなります。

エアコンの設定に気を取られず仕事に集中したい人には、風量自動がストレスも少なくておすすめです。

お風呂上り

お風呂上がりにおすすめの風量設定は「急」または「強」です。

体温が高まっている状態では、風速の高い設定で一気に冷やすことで不快感をすばやく解消できます。

急風は体感温度を約4℃下げる効果があり、短時間で火照りを抑えるには最適です。

ただし、電気代は急風で18.9円、強風で16.4円と高く、騒音も大きくなります。

長時間使用すると体が冷えすぎるリスクがあるので、健康面への影響も考えて使い分けましょう。

来客時

来客時におすすめの風量設定は「中」または「自動」です。

室内全体を快適に保ちながら、風当たりや騒音が気になりにくいバランスの良い設定です。

中風は風速・体感温度ともに適度で、騒音も37dBと日常会話に影響しません。

風量自動なら室温の変化に応じて調整されるので、冷えすぎも防げます。

また、急な来客など急いで室温を下げたい時は、まず「急風」で一気に冷やし、その後「中」や「自動」に切り替えるのが効果的で、短時間で快適な空間を整えつつ、電気代や不快な風当たりも抑えられます。

来客時の風量は、空間全体を快適に保ちつつ、会話や食事を邪魔しないように調整しましょう。

起床時

冬の起床時におすすめの風量設定は「自動」です。

風量自動なら、寒い朝でも効率よく部屋を暖めつつ、騒音や体への負担を抑えられるからです。

風量自動は室温が低い起動直後に強風で一気に暖め、その後は風量を抑えて安定運転に切り替わるので、短時間で快適な温度に達し、電気代も最小限に抑えられます。

暖房で急風や強風を長く使い続けると、音が大きくなるだけでなく、顔や肌に暖気が直接当たり、乾燥やだるさの原因になることがあります。

冷えた室内を素早く快適にするには、起床30分前にタイマーで自動運転を開始するのが理想的です。

電気代を下げるには電力会社の乗り換えがおすすめ

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エアコンの風量別電気代によくある質問

エアコンの風量別電気代で、よくある質問にお答えします。

「風量でどれだけ電気代が変わるのか」「風量自動は本当に節約になるのか」「騒音や体感温度とのバランスはどう考えるべきか」など、多くの人が実際の使用にあたって悩みや疑問を抱えています。

エアコンの風量設定で迷っている方は、ぜひ参考にして不安やモヤモヤを解消してください。

エアコンの風量で電気代は変わる?
風量によって電気代は明確に変わります。
風量を上げると送風ファンやコンプレッサーの稼働が増え、消費電力が高くなります。
一方、風量自動では室温に応じて最適な風量に調整されるため、無駄な電力消費を抑えやすく、電気代が安くなるのでおすすめです。
風量の設定は快適さだけでなく、コスト面にも大きく影響する要素です。
>> 電気代比較をくわしく見る
エアコンの風量で一番節約できる設定は?
最も節約できるのは「風量自動」設定です。
風量自動は室温の変化に応じて風量を調整し、冷暖房効率を最大化します。
設定温度に達するまでは強風で運転し、その後は風量を抑えて維持するため、全体の消費電力を最小限にできます。
固定風量より無駄が少なく、1時間あたりの電気代も抑えられるおすすめの設定です。
>> 節約できる設定をくわしく見る
エアコンの風量で騒音はどうなる?
風量を上げると騒音も大きくなります。
風量が強くなるほど送風ファンの回転数が上がり、風切り音やモーター音が増加するためです。
弱風は図書館レベルの静かさ(約25dB)ですが、急風では換気扇に近い48dB程度になることもあります。
就寝時や静かな環境では「弱」など、静音性の高い設定が適しています。
>> 風量別騒音をくわしく見る
就寝時やお風呂上りにおすすめの風量設定は?
就寝時は「弱」、お風呂上がりは「急」または「強」がおすすめです。
就寝時は騒音や冷えすぎを防ぐため、静かで安定した弱風が適しています。
一方、お風呂上がりは体温が上昇しているため、急風や強風で短時間に体感温度を下げると快適ですが、冷えすぎないよう落ち着いたら自動や弱に切り替えることが重要です。
使用シーンに応じた調整が快適性と節電の両立に効果的です。
>> シーン別おすすめ設定をくわしく見る
エアコンの電気代を下げる方法は?
まずは風量を「自動」に設定し、室温に合わせて効率的に運転させるのが基本です。
加えて、フィルターの定期清掃や、断熱性の高いカーテンの使用、扇風機・サーキュレーターとの併用も効果的です。
さらに大きな節約を目指すなら、電力会社の見直しも検討しましょう。
使用量に関係なく電力量単価が安くなることもあり、年間で数千円以上の節約が可能です。
>> 新電力会社をくわしく見る

まとめ

最後に、エアコンの風量と電気代をおさらいしましょう。

  • 風量設定によって電気代・騒音・体感温度が変化する
  • 節電効果が高いのは「風量自動」設定
  • 電気代全体を見直すなら電力会社の乗り換えが有効

エアコンの風量は、単なる快適性の調整ではなく、電気代に直接影響する重要な要素です。

特に風量自動は、室温に応じて風量を最適にコントロールするため、無駄な電力消費を抑えながら快適な室内環境を保てます。

また、使用シーンごとに適した風量を選ぶことで、体感温度や騒音のストレスを最小限に抑えられます。

電力会社を見直すことで、エアコンに限らず日常的な電気代全体の効率的な削減が可能です。

風量設定の見直しと電気契約の最適化を組み合わせることで、快適さと節約を両立した暮らしが実現できます。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。