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「kWhとは?」
「kWhの読み方は?」
「電気料金とkWhの関係性は?」
電気料金の明細を見ていると、kWhという見慣れない単位が目に入り、気になった人が多いのではないでしょうか。

kWh(キロワットアワー)は、電力量を表す単位で、電気代を理解するうえで最も重要な数値です。
この記事では、kWhの意味や計算方法、電気料金の目安なども詳しく解説しているので、ぜひ参考にしてください。
\1kWh換算の単価がお得/
kWh(キロワットアワー)とは?わかりやすく解説

kWh(キロワットアワー)は、電力の量を示す単位で、具体的には1kWの電力を1時間使用した場合の電力量です。

W(ワット)は、消費電力を示す単位で、1kW=1,000Wです。
電気料金は「1kWhあたり30円」のように単位料金が設定されています。
1ヶ月で使ったトータルの電力量によって、1kWhあたりの単価が変わる仕組みの料金プランが多いため、電気代が予想以上に高い場合は月の電力使用量(kWh)を確認しましょう。
また、お得な電気料金プランを探すときや節電に取り組むときも、電力量が指標になります。
kWhの計算方法
1kWの電力を1時間使用した場合の電力量が1kWhなので、4kWの家電を5時間使うと、4×5=20kWhの電力を消費すると計算できます。
消費電力が1,200Wのドライヤーを30分使用すると、1.2kW×0.5h=0.6kWとなります。
環境省「家庭でのエネルギー消費量について」によると、1世帯あたりの年間電力使用量は、3,950kWhです。
kWhの求め方は?kWの換算式
消費電力(エネルギー)が1kWの家電を1時間使用した場合、使用した電気の量は、1kW×1h=1kWhと計算できます。

hは、時間(hour)の頭文字で、1時間を表します。
例えば、消費電力が1,000W(=1kW)の電子レンジを1時間使った場合、上記の計算のとおり1kWhの電気を使用します。
その他、照明・冷蔵庫・掃除機・洗濯機などさまざまな家電で電力使用量の合計をもとに、1ヶ月分の電気料金が計算できます。
1kWhの電気代はどれくらい?
電力会社名 | 1kWhの電力量料金 (1〜3段階) |
---|---|
![]() 従量電灯B | 29.80〜40.49円 |
![]() 従量電灯A | 20.21~28.59円 |
![]() 従量電灯B | 35.35~45.36円 |
![]() 従量電灯B | 21.20~28.62円 |
![]() 従量電灯B | 18.37~26.97円 |
1kWhあたりの電力量料金は電力会社によって違い、東京電力の従量電灯Bは29.80~40.49円、関西電力の従量電灯Aは20.21~28.59円です。

ひと月に使った電力量によって、第1~3段階の単価が適用されます。
全国の10エリアのうち、最も安いのが九州電力エリアで、18.37~26.97円です。
電力自由化後に電力業界に新規参入した、いわゆる新電力は、上記の大手電力会社より電力量料金が安い会社が多いです。
実際の電気料金は、電力量料金だけでなく、基本料金・燃料調整費・再エネ賦課金などの料金も含みます。
全国家庭電気製品公正取引協議会が公表する電力料金目安単価によると、1kWhの目安料金は、約31円です。
電力使用量別の電気代目安
電気料金の目安 30A契約の場合 | ![]() 従量電灯B |
---|---|
月100kWh使用時 | 約3,600円 |
月300kWh使用時 | 約10,000円 |
月500kWh使用時 | 約17,500円 |
- 2025年7月時点の東京電力従量電灯B(30A契約)の料金で算出しています。
- 基本料金・電力量料金・燃料費調整額・再生可能エネルギー発電促進賦課金を含めています。
- 燃費調整額は、2025年4~7月の平均額としています。
- 再生可能エネルギー発電促進賦課金は、2025年度の3.98円を適用しています。
- 燃料費調整額は、政府の補助金を適用していません。
東京電力の従量電灯Bを30Aで契約した場合、月100kWh使用時の電気代は、約3,600円です。
東京電力の従量電灯Bの場合、月120kWh・300kWhを超えると、それぞれ電力量料金の第2・3段階料金が適用されて第1段階より割高になります。
使用量が増えると、単純に100kWh使用時の料金の3倍・5倍より、電気代が高くなります。
kWhとA(アンペア)やV(ボルト)の関係性
電力に関する単位 | 説明 |
---|---|
kWh キロワットアワー | 電気の使用量を表す単位 時間をかけて消費した電気の総量 |
kW キロワット | 電力を表す単位 瞬間的な電気の消費量 |
V ボルト | 電圧を表す単位 |
A アンペア | 電流の強さを表す単位 |
W(ワット)は電圧V×電流Aで計算され、さらに使用した時間も掛けるとkWhです。
例えば、消費電力が1,200Wの掃除機を30分間(0.5時間)使用したときの電力使用量は、1.2kW×0.5h=0.6kWhです。
また、日本の一般家庭の電圧は基本的に100Vのため、電流の強さは1,200W÷100V=12Aです。

電力会社を契約する際、同時に使用したい家電のアンペア数を足し合わせると、最適な契約アンペア数を割り出せます。
アンペアは電流の大きさを表す単位
家族の人数 | 契約アンペア数の目安 |
---|---|
一人暮らし(賃貸) | 30A |
2~4人暮らし | 30~50A |
4人家族(戸建て) | 60A |
大型住宅や オール電化住宅 | 6~15kVA |
アンペア数は、電流の大きさを表し、大家族などで電気を同時にたくさん使うほど大きなアンペア数が適しています。
例えば、賃貸の一人暮らしなら30A程度、戸建ての4人家族なら60Aを目安に電力会社と契約しましょう。
電気料金に含まれる基本料金は、契約アンペア数の大きさに比例して高くなるケースが多いため、電気代を安くするために契約アンペア数を抑えて契約するのも節約術の一つです。
ただし、契約アンペア数を超える大きさの電流を使った場合はブレーカーが落ちるため、下げすぎには注意しましょう。

ブレーカーが落ちると、電気回路が自動的に遮断され、一時的に電気が使えなくなります。
ボルトは電圧を表す単位
電圧の違い | 使用シーン |
---|---|
100V | 一般家庭 |
200V | オフィスなど |
ボルトは、電圧を表す単位で、日本の一般家庭は100Vのコンセントを使用しています。
10Aの家電を100Vで使用した場合の電力は、10A×100V=1,000W=1kWです。
電気使用量を減らすより単価が安い電力会社がおすすめ
電気代を安くする方法 | 内容 |
---|---|
使用量(kWh)を 減らす | |
単価(kWh/円)を 下げる |
電気代を安くするため、多くの人が節電で電力使用量(kWh)を減らそうとしますが、電力会社の乗り換えや電気料金プランの見直しで単価(kWh/円)を安くするのが簡単で効果的です。

電気代は主に、使用量(kWh)×単価(kWh/円)で計算されるので、どちらかを下げるだけで安くできます。
例えば、東京電力の従量電灯Bというプランは電力量料金が29.80~40.49円/kWhですが、楽々でんきの新生活安心プラン(東電エリア)は27円/kWhです。
使用量が多いほど、電力量料金が安い電力会社に乗り換えるとお得です。
エアコン節電など我慢が必要な行動より、電力会社の乗り換えなら一度の手続きで継続的な節約効果が期待できます。
楽々でんきは、株式会社エクスゲートが運営する新電力で、電気代が業界最安級に安いサービスです。
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kWhでよくある質問
kWh(キロワットアワー)で、よくある質問をお答えします。
kWhあたりの料金や家電ごとの消費電力などは、各電力会社や家電メーカーの公式発表で確認してください。
- kWhの読み方は?
- kWhの読み方は、キロワットアワーです。電力の量を表す単位で、電気料金の明細書に記載されている場合は、ひと月の電力使用量を表します。
>> kWhの解説を見る
- kWhとkWの違いは?
- kWは電力、kWhは電力量を表す単位で、1kWの電力を1時間使用した場合の電力量が1kWhです。4kWの電力を消費する家電を5時間使い続けると、4×5=20kWhの電力を消費します。
>> kWhの求め方を見る
- 1kWhの電気代はいくら?
- 1kWhの金額は、電気料金プランによって異なります。一般的なプランに含まれる、基本料金・燃料調整費・再エネ賦課金なども考慮した全国家庭電気製品公正取引協議会の電力料金目安単価では、31円/kWhとされています。
>> 1kWhの電気代を見る
- 東京電力は1kWhいくら?
- 東京電力の従量電灯Bというプランの場合、電力量料金は1kWhあたり、20.21~28.59円です。月100kWh使うと約3,600円、月300kWh使うと約10,000円の電気代がかかります。
>> 東電の電気代の目安金額を見る
- 電力使用量(kWh)が減れば電気代が安くなる?
- 電気代は、電力使用量(kWh)×電気料金単価(円/kWh)なので、電力使用量か電気料金単価のどちらかを小さくできれば電気代を安くできます。節電でkWhを下げるのもよいですが、電力会社を乗り換えると1度の手続きで継続的に電気料金単価を下げられるため、乗り換えがおすすめです。
>> 電気代を安くする方法を見る
まとめ
最後に、kWhをおさらいしましょう。
- kWh(キロワットアワー)は、電気の量を示す単位
- 1kWの電力を1時間使用した場合の電力量が1kWh
- 電気代は1kWhあたりで単価が設定されている
kWhは、電気の量を示す単位で、電気料金明細に記載される場合はひと月の電力使用量を表します。
1kWの電力を1時間使用すると、1kWhの電力量となります。
電気料金は、1kWhあたりで単価が設定されているため、料金などを比較する際はkWhの確認が重要です。

1kWhあたりの料金が安い電力会社に乗り換えると、手軽に電気代を安くできて、節約効果も継続します。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。