4人家族の電気代の平均は？節約方法や3人家族との違いを解説

「4人家族の電気代の平均は？」
「電気代が高くなる原因は？」
「節約する方法を知りたい」

4人家族の電気代の平均や、電気代が高くなる原因が気になりますよね。

柴田 今日子

4人家族の電気代は12,805円です。生活スタイルを変えずに節約したい人は、新電力への乗り換えがおすすめです。

この記事は、4人家族の電気代の平均や高くなる原因を解説します。

さらに、4人家族を想定した電気代の節約方法や電気代が安くなるおすすめの新電力も解説しているので、ぜひ参考にしてください。

4人家族の電気代の平均は12,805円

4人家族の平均的な電気代は、2024年で月額12,805円です。

過去のデータを見ると、2022年は13,948円、2023年は13,532円と2024年よりはやや高い水準です。

3年間のデータから、4人家族の平均は月13,000円前後が相場でしょう。

13,000円よりも大幅に高い場合は、生活スタイルや電気の使い方の見直しをおすすめします。

4人家族の平均電気代での使用量

エリア	使用量
	365kWh
	420kWh
	305kWh
	370kWh
	385kWh
	380kWh
	385kWh
	380kWh
	415kWh

4人家族の平均電気代で使える電力量は、地域によって大きく異なります。

例えば、月12,805円で使える電力量をエリアごとに試算したところ、最も少ないのは北海道電力の約305kWh、最も多いのは関西電力の約420kWhでした。

同じ電気代でも使える電力量の目安は電力会社によって異なるため、試算結果を参考に、使用量を調節し節電しましょう。

最も高くなる季節は冬

4人家族の場合、最も電気代が高くなる季節は冬です。

冬は寒さ対策として、暖房やお風呂をよく使います。

例えば、リビングと子ども部屋で暖房を稼働すると、電気代が高くなる原因になります。

他にも、夕方に母親や子どもがお風呂に入り、夜遅くに父親が入る場合は、2度お湯を温めることになるため、電気代が高くなる原因になるでしょう。

冬は電気代が高くなりがちですが、暖房やお風呂の使い方を見直すことで、電気代を抑えられます。

3人以上からは電気代が大幅に増えない

世帯人数が3人から4人に増えても、電気代の増加はわずかです。

1人増えると電力消費が増えるように思われがちですが、実際には電気代の差は月に約150円しかありません。

一方で、1人から2人に増えると約4,000円、2人から3人では約2,000円の増加が見られます。

この違いは、部屋数や稼働する家電の数が3人を超えるとあまり変わらないことが主な要因です。

照明や冷暖房など、電力を多く消費する設備の増加がない限り、人数の増加による電気代の差はほとんどありません。

オール電化住宅の平均電気代は16,533円

関西電力のオール電化プラン「はぴeみる電」の場合、4名以上の世帯の平均電気代は16,533円でした。

一般家庭の平均電気代が12,805円であることを踏まえると、月あたりで3,728円、年間では44,736円高い結果です。

電気代だけを見ると割高に見えますが、オール電化住宅ではガス代がかからないため、光熱費全体で比較すると大きな差は出ないでしょう。

オール電化を利用している家庭は、16,533円を基準に、これを大きく上回る場合は節電対策を検討しましょう。

4人家族の電気代が高くなる理由

4人家族になると、電気代は3人家族よりも高くなります。

主な理由は、部屋数の増加や家電の使用頻度が増えるためです。

特に照明や冷暖房、洗濯乾燥機など、稼働時間の長い機器の使用量が増えると電気代は高くなります。

ここからは、4人家族で電気代が高くなる主な理由を紹介します。

使用する部屋数が増える

使用する部屋数が増えると、電気代は上がります。

家族それぞれが別の部屋で過ごすようになると、その分だけ照明や冷暖房の稼働台数が増えるためです。

例えば、子どもが自室で過ごし、親がリビングや寝室で過ごすような家庭では、同時に複数の部屋で電力が消費されます。

世帯人数が増えるほど電気の使用が分散しやすくなるため、部屋の使い方や冷暖房の稼働状況を意識するだけでも、電気代を抑えられます。

洗濯乾燥の回数が増える

家族が増えると、洗濯乾燥の稼働回数が増え、電気代も上がります。

洗濯物の量が多くなることで干すスペースが足りず、乾燥機を使う機会が増えるためです。

また、家事の効率化を目的に、全ての洗濯時に乾燥機を使う家庭も少なくありません。

洗濯だけであれば消費電力は比較的少ないものの、乾燥機能を使うと電力消費は約25倍です。

乾燥機の使用頻度を見直し、晴れた日は外干しに切り替えるだけでも、電気代の負担を抑えられます。

冷蔵庫が大型化する

冷蔵庫が大型になると電気代が高くなります。

4人分の食材をまとめて保管するために、中型から大型に買い換える家庭も多いでしょう。

冷蔵庫は24時間365日稼働するので、大型になるほど電気代への影響が大きいです。

買い替えの際は省エネ性能が高い機種を選ぶと、長期的に電気代を抑えられます。

ゲーム機やタブレットの使用が増える

ゲーム機やタブレットが増えると、充電が必要になるため、電気代が高くなります。

1台ごとの電力はわずかでも、複数台を日常的に使う家庭では年間を通じて電気代に影響します。

使わない時間帯は電源を切る、充電が終わったらコンセントから外すなど、小さな工夫で節約しましょう。

常に家に誰かがいる状態になる

家に誰かがいると、電気代は高くなります。

特に、夏や冬など冷暖房機器を使う季節は消費量が増えやすいです。

例えば、夏の場合、昼間は母親と小さな子どもが在宅しリビングの冷房を稼働させます。

夕方以降は学校や仕事を終えた家族が帰宅し、別の部屋の照明や冷房をつけると、不在の時と比べて電気消費量は増えます。

在宅時間が長い家庭では、照明や冷暖房の使い方を見直すことで電気代の削減が可能です。

4人家族の電気代を節約する方法

4人家族の電気代は、日々の家電の使い方を意識することで節約できます。

まずは、冷暖房や照明の使い方を工夫する簡単な節電から取り入れてみましょう。

さらに、省エネ家電に買い替えたり、電力会社を乗り換えることで、長期的な節約も可能です。

ここからは、4人家族の電気代を節約する具体的な方法を紹介します。

省エネ家電に買い換える

電気代の節約には、省エネ家電への買い替えが効果的です。

4人家族では照明や家電の使用頻度が高いため、家電の省エネ効率が電気代に大きく影響します。

例えば、最新のテレビは10年前のモデルと比べて消費電力が約42％少なく、長期的に見ると大きな節約につながります。

使い方を工夫するだけでなく、古い家電の買い替えも同時に検討しましょう。

サーキュレーターを活用し冷暖房機器の稼働台数を減らす

冷暖房の節約には、サーキュレーターの活用が効果的です。

エアコンと併用することで空気が循環し、設定温度を高めても快適な室温を保てます。

また、隣接する部屋にサーキュレーターで冷気や暖気を送れば、エアコンを1台だけで運用可能です。

冷暖房の稼働台数を減らし、電気代を効率よく抑えるなら、サーキュレーターの導入がおすすめです。

天気の良い日は外干しする

洗濯乾燥機の稼働を減らすと電気代を節約できます。

洗濯乾燥機は洗濯だけの場合と乾燥まで稼働させた場合で、約25倍の電力消費量の差があります。

機種によっては1日2回乾燥機を使うと、月に3,500円以上、年間で4万円を超える電気代が必要です。

乾燥機の稼働を減らすために、晴れた日はできるだけ外干しを活用し、無理なく電気代を節約しましょう。

冷蔵庫の詰めすぎを避ける

冷蔵庫に食材を詰め込みすぎると、電気代が上がります。

冷気がうまく循環せず、庫内温度を保つために電力を多く使う必要があるからです。

さらに、詰めすぎると食材の見落としが増え、賞味期限切れによる廃棄のリスクも高まります。

庫内に適度な余裕を持たせることで、電気代と食材のムダを同時に抑えられます。

お風呂はまとめて入る

お風呂は家族で続けて入ると、電気代の節約が可能です。

時間を空けて入浴すると、お湯が冷めてしまい、追い焚きやお湯の入れ直しが必要になります。

例えば、夕方に母親と子ども、夜にその他の家族が入浴すると、追い焚きの回数が増え、電力の消費も増加します。

給湯にかかる電気代を抑えるためにも、なるべく時間を空けずに連続して入浴しましょう。

家族で出かける機会を作る

家族での外出は節約に効果的です。

外出するだけでも、照明や冷暖房機器の稼働を減らせます。

例えば、週末の午後を家族で外出する時間にすれば、その時間の証明と冷暖房機器の稼働は抑えられます。

ただし、電気代の節約以上に出費してしまっては本末転倒なので、無理のない範囲で楽しみながら取り組みましょう。

電力会社を見直す

40A 365kWhの場合
月額料金	12,818円	12,029円
年間料金	153,812円	144,342円

電気代を抑えたいなら、電力会社の見直しがおすすめです。

新電力に切り替えるだけで、使用方法を変えずに料金を下げられます。

例えば、東京電力の従量電灯Bからシン・エナジーに乗り換えた場合、4人家族の場合だと年間で約1万円の節約が見込めます。

電気の使い方を変えずに節約したい人は、新電力会社への乗り換えを検討しましょう。

4人家族で電気代を節約するなら新電力への切り替えがおすすめ

新電力会社
東電と比較	安い	かなり安い	安い	安い	安い
付帯サービス	充実	シンプル	充実	シンプル	充実
基本料金	0円	必要	必要	必要	必要
ガスセット	有り	無し	有り	無し	有り
ポイント	無し	無し	有り	無し	有り
特徴	かけつけサービス無料 即日開通にも対応	電気代が安い 昼夜プランもある	一人暮らし向け プランがある	30分おきに 電力量料金が変動	東京ガスと セットにできる
おすすめな人	一人暮らしが初めて 新生活スタートする人	安さにこだわる人	使用量別でお得な 電気を契約したい人	電気代が安い時間帯で 集中して電気を使える	大手で安心できる 新電力を選びたい人

電気代をさらに抑えるなら、新電力への切り替えがおすすめです。

新電力は、東京電力などの大手と比べて電気料金が安く、付帯サービスも充実しているプランが多いです。

例えば、とにかく電気代を安く抑えたい人にはシン・エナジー、電気屋ガスなどのトラブル対応を重視したい人には楽々でんきがぴったりです。

自分の使い方や重視するポイントに合わせて、ぴったりの電力会社を選びましょう。

楽々でんき

楽々でんき	詳細情報
提供エリア	全国 沖縄と離島を除く
初期費用	3,850円
支払方法	クレジットカード 口座振替
解約費用	プランによる

楽々でんきは、株式会社エクスゲートが運営する新電力で、電気代が業界最安級に安いサービスです。

電気代がお得なだけでなく、水道・ガス・電気のトラブル時の「かけつけサービス」も無料で利用できます。

当サイトからの申し込み限定で
デジタルギフト5,000円分プレゼントされます。

楽々でんきがおすすめな理由

• 基本料金と使用料金（電力量料金）が大手より安い
• 水漏れなど緊急対応のサポートが充実
• 引っ越し当日でも即日契約可能

楽々でんきは、U-NEXTやオンライン診療などサービスも充実しているため、特典重視の方にもおすすめです。

＼新電力におすすめ／

楽々でんき

シン・エナジー

シン・エナジー	詳細情報
供給エリア	全国 離島など一部除く
初期費用	0円
支払方法	クレジットカード 口座振替
解約費用	0円

シン・エナジーは、シン・エナジー株式会社が提供する新電力サービスです。国内のほぼ全域を対象にしている新電力サービスなので、居住地域に縛られずに契約できます。

シン・エナジーがおすすめな理由

• JALマイルが貯まる
• 毎月の電気代が安い
• プランが豊富にある

他社を圧倒する料金の安さが特徴で、資源エネルギー庁が公表している省エネコミュニケーションランキングで最高ランクを獲得しています。

シン・エナジーは、業界トップクラスの安さで、電気代を節約したい全ての人におすすめです。

＼最安クラスに安い／

シン・エナジー

CDエナジーダイレクト

CDエナジー ダイレクト	詳細情報
供給エリア	東京電力区域内
初期費用	0円
支払方法	クレジットカード 口座振替
解約費用	0円 ※一部プランを除く

CDエナジーダイレクトは、中部電力ミライズと大阪ガスが50%ずつ出資して2018年に設立されました。

電気の提供エリアは東京電力管内のみですが、独自のポイント制度などが利用者から評価されており、2024年時点の契約実績は70万件（取次事業者の獲得も含む）を突破しています。

CDエナジーがおすすめな理由

• 電気の使用量がわかりやすい
• プランが豊富にある

CDエナジーの標準的なプラン「ベーシックでんき」と、東京電力の自由料金の標準プラン「スタンダードS」を比べると、基本料金と電力量料金はCDエナジーの方が安いです。

料金プランも従量制からオール電化住宅向けまで多種多様に用意されているので、世帯人数やライフスタイルを問わず契約できるのが魅力です。

電気＋ガスのセット割で、一般家庭向けのベーシックガスプランは0.5％割引になるなど、お得な電力会社です。

＼首都圏で人気／

CDエナジー

Looopでんき

Looop でんき	詳細情報
提供エリア	全国 離島など一部除く
電気料金	エリア毎の料金確認
初期費用	0円
支払方法	クレジットカード
解約費用	0円

Looopでんきは、株式会社Looopが提供している電力サービスで東日本大震災をきっかけに2011年に設立されています。

株式会社Looopは非上場企業ですが、多くの電力会社と関係を強めており、今後さらに注目を集めるでしょう。

供給エリアは離島など一部を除き全国です。

Looopでんきがおすすめな理由

• 基本料金が安い
• 安い時間に使えば節約できる
• 使用量が家庭多いほど安く利用できる

Looopでんきの乗り換えた人のほとんどが、電気料金が安くなったと実感するサービスです。

料金の安い時間帯に多く使用すれば、電気料金を大幅に抑えることができますよ。

＼新電力におすすめ／

Looopでんき

東京ガスの電気

東京ガスの 新電力	詳細情報
提供エリア	東京電力区域内
初期費用	0円
支払方法	口座振替 クレジットカード払い 払込書払い
解約費用	0円

東京ガスは、ガス屋のイメージがありますが、自社で大規模発電所を持ち、電気の販売にも本格的に取り組んでいます。

新電力では全国No.1の販売量※1で、多くの人から選ばれています。
※資源エネルギー庁電力調査統計「電力需要実績」（2023年11月時点）におけるみなし小売電気事業者以外の事業者（新電力）での低圧電力の需要実績値

供給エリアは、茨城、栃木、群馬、埼玉、千葉、東京、神奈川、山梨、静岡（富士川以東）です。

東京ガスの新電力がおすすめな理由

• 全国No1の販売実績がある
• 割引やサービスが充実している

電気代を節約したいなら、東京ガスの電気「基本プラン」にしておけば間違いありません。

＼新電力におすすめ／

東京ガスの新電力

2025年7月1日 おすすめの電力会社15社を比較【2025年7月更新】

4人家族の電気代でよくある質問

4人家族の電気代で、よくある質問をお答えします。

4人家族の電気代を節約するには、新電力会社への乗り換えがおすすめです。

新電力会社の契約に不安がある人や、契約に際しての疑問点が残っている人は、よくある質問の内容をしっかり確認してから契約に進みましょう。

まとめ

最後に、4人家族の電気代についておさらいしましょう。

4人家族の平均的な電気代は12,805円です。

この金額よりも高い世帯は、生活スタイルや電気の使い方の見直しを検討しましょう。

例えば、複数の部屋で冷暖房を使用する場合はサーキュレーターを活用して稼働台数を減らしたり、お風呂を家族でまとめて済ませるといった工夫で、日々の電力消費を抑えることができます。

また、省エネ性能の高い家電への買い替えや、新電力への乗り換えを検討すれば、より安定して電気代を削減できます。

特に新電力への乗り換えは、生活スタイルを変えずに節電できる方法です。

この記事を参考に、家庭にぴったりな電力会社を選びましょう。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。