一人暮らしで冬の電気代を節約する方法は？冬の平均電気代なども解説

「一人暮らしの冬の電気代の平均は？」
「冬の電気代を節約する方法は？」
「電力会社の切り替えは節電になる？」

一人暮らしの冬の電気代をどのように節約したらいいか気になりますよね。

吉見 元希

一人暮らしで冬の電気代を節約するなら電力会社の切り替えがおすすめです。

この記事は、一人暮らしの冬の平均電気代や、電気代を節約する方法を解説します。

さらに電気代が決まる仕組みやおすすめの電力会社も解説するので、ぜひ参考にしてください。

一人暮らしの冬の平均電気代は7,150円

総務省統計局が発表しているデータによると一人暮らしの冬の平均電気代は、2024年で7,150円です。

冬の平均電気代は年々変わりますが、おおよそ7,000円前後なので、一人暮らしで電気代を8,000円を超える人は節電意識を持つことが大切でしょう。

2023年は世界情勢の影響で電気代が高くなっていますが、今後も電気代は値上げしていく可能性が高いです。

今のうちにしっかり対策をして、今後の値上げに備えることが大切です。

平均電気代よりも低い人でも、さらにお得にする方法はあるので、しっかり確認しておきましょう。

勤労者世帯の平均電気代は5,898円

2024年の勤労者世帯における平均電気代は5,898円です。

勤労者世帯の電気代が低いのは、日中会社に出社している影響で在宅時間が少なく、電気使用量が抑えられるためです。

日ごろから日中は会社にいる人や大学に通っている人は、勤労者世帯の電気代を目安に考えると良いでしょう。

2022年は6,330円なので、一人暮らしで会社員や公務員なら、6,000円前後が目安になります。

冬は1年の中で最も電気代が高くなる

冬場は年間で最も電気代が高くなる季節です。

直近3年の季節別データを見ると、1～3月の平均が8,080円と他の季節と比べて約2,000円も高額です。

冬場は暖房器具の使用量が増えて電気代が上がりますが、その分だけ適切な対策で節約できる金額も大きいです。

暖房の設定温度を1度下げるだけでも冬の3ヶ月で約400円の節約になるなど、さまざまな方法を組み合わせることで、より大きな節約ができます。

一人暮らしの冬の電気代を節約する方法

一人暮らしの冬の電気代は、さまざまな方法で節約できます。

待機電力の削減や暖房の設定温度変更などの小さな節電から、省エネ家電への買い替えや電力会社切り替えなどの効果が大きい節電まで、やり方はさまざまです。

まずは簡単に始められる節電から取り組んでみましょう。

待機電力を減らす

待機電力とは、電化製品がコンセントに接続されているだけで消費される電力のことです。

エネルギー庁のデータによると、一般家庭の年間電力消費量の約5%（228kWh）が待機電力による無駄な消費とされています。

最も効果的な対策は、使用していない電化製品のコンセントを抜くことで、年間2,000円程度の節約が期待できます。

特にオーディオ機器、ストーブ、テレビなどの家電製品は待機電力が大きいため、使用しない時はコンセントから外しましょう。

暖房器具の設定温度を下げる

暖房器具の温度変更は、電気代節約に非常に効果的です。

資源エネルギー庁のデータによると、外気温6度の環境で2.2kWのエアコンを1日9時間使用した場合、室温を1度下げるだけで年間約1,650円の節約が期待できるとされています。

エアコンの設定温度を1度下げるだけでも、冬期の3ヶ月間で約400円の節約効果が期待できるので、まずは設定温度を1度下げてみましょう。

就寝時は、厚手の毛布やパジャマを活用することで暖房の設定温度を1度下げても快適に過ごせます。

暖房器具の運転方法を見直す

暖房器具の運転モードを変更すると、電気代の節約が可能です。

例えば、暖房モードは室温を素早く上げられますが電気代が高くなり、自動モードは室温や湿度を自動で検知して最適な運転を行う、電気代の節約につながります。

長時間エアコンを使用する際は、自動モードの活用で暖房モードより効率的に電気代を抑えられます。

また、1時間程度の短時間の外出では、電源をつけたままの方が電気代の節約できます。

エアコンは使い方の工夫で大きく電気代が変わるので、日々の運転方法を意識して生活しましょう。

暖房器具を掃除する

暖房器具のフィルターの掃除も節電に効果的です。

月1～2回の頻度でフィルターの清掃をすると、年間で約990円の節約効果があります。

冬季の3ヶ月に限定すると約250円の節約になるので、十分効果的でしょう。

小さな節約ですが、手軽に始められる節約方法です。

断熱効果のあるシートやカーテンを活用する

断熱効果のあるシートやカーテンを使用することで、暖房効率を上げて電気代を節約できます。

断熱シートやカーテンは非常に効果的で、対策をしていない窓と比べて約60％もの熱を屋内に保つことができます。

部屋の温度を高く保てると、その分だけ暖房器具を使う必要がなくなるので、非常に効果的です。

まずは比較的安価な断熱シートやカーテンから試しましょう。

省エネ家電に買い替える

省エネ家電への買い替えは初期投資が必要ですが、長期的に見ると大きな節約効果が期待できます。

10年以上前の家電を使っているなら、最新の省エネモデルに替えることで、電気代を大幅に削減できます。

特に冷蔵庫は24時間稼働するため、買い替えるだけで年間約5,000円の節約が可能です。

他にも、白熱電球をLEDライトに交換するだけでも効果的で、1日8時間使用すると年間約2,000円節約できます。

買い替えを検討する際は、使用頻度や既存機器の状態を考慮して判断しましょう。

冷蔵庫の中身を少なくする

冷蔵庫内の食品を半分程度に減らすだけで、年間約1,360円の電気代を節約できます。

冷蔵庫に物を詰め込みすぎると、冷気を庫内に循環させるためにモーターが頻繁に動き、電気代が上昇します。

セール品の衝動買いを控え、冷蔵庫の中身を定期的に整理すると効果的です。

使い切れない食材を買いすぎないよう、計画的な買い物を心がけましょう。

契約アンペア数を変更する

契約アンペア数を見直すことで電気代を効果的に節約できます。

一人暮らしの場合、40Aから30Aへの変更で月300円程度の節約が見込めます。

同時に利用する家電の量に対して契約アンペアが低すぎると停電の原因となるため、アンペアには余裕を持たせましょう。

契約アンペア数の確認は電気の検針票や電力会社のWebサイトで確認できます。

変更方法は、電力会社のWebサイトやカスタマーセンターで手続き可能です。

電力会社を切り替える

電力会社の切り替えは、固定費を効果的に削減できるおすすめの方法です。

電気料金は基本料金、電力量料金、燃料調達費、再エネ賦課金などの合計で決まりますが、新電力会社は従来の大手電力会社と比べ、安く設定されています。

例えば、東京電力からシン・エナジーに切り替えた場合、基本料金が15％お得になり、電力量料金も10円以上安く設定されています。

電力会社の切り替えはネットで簡単に申し込めて、生活スタイルを変えることなく固定費を抑えられる効果的な方法です。

一人暮らしで冬の電気代を節約するなら電力会社の切り替えがおすすめ

新電力会社
大手と比較	安い	かなり安い	かなり安い	かなり安い
付帯 サービス	充実	シンプル	シンプル	シンプル
基本料金	0円	必要	必要	必要
ガスセット	有り	無し	無し	有り
ポイント	無し	無し	無し	無し
特徴	かけつけサービス無料 即日開通にも対応	電気代が安い 昼夜プランもある	1年限定で 燃調費0円プランもある	30分おきに 電力量料金が変動
おすすめな人	一人暮らしが初めて 新生活スタートする人	安さにこだわる人	話題の新電力で 契約したい人	安い時間に電気を 使える家族暮らしの人
公式サイト	詳細を見る	詳細を見る	詳細を見る	詳細を見る

冬の電気代を節約するなら、電力会社の切り替えがベストな選択です。

一人暮らしは電気の使用量が少ないため、節電による節約効果には限界があります。

例えば、東京電力からシン・エナジーに変更すれば、使用量に応じて年間2,556円から4,884円の節約が可能です。

電力会社を切り替えるだけで、生活を変えずに電気代を大きく節約できます。

快適な生活を維持しながら電気代を抑えたいなら、電力会社の切り替えを検討しましょう。

楽々でんき

楽々でんき	詳細情報
提供エリア	全国 沖縄と離島を除く
初期費用	3,850円
支払方法	クレジットカード 口座振替
解約費用	プランによる

楽々でんきは、株式会社エクスゲートが運営する新電力です。

引っ越しの際、新居の電気の契約を忘れていた場合でも、最短で電気の即日開通ができるのが楽々でんきの特徴です。

楽々でんきがおすすめな理由

• 基本料金が10％も安い
• 引っ越し当日に対応してくれる
• 水漏れなど緊急対応のサポートが充実

楽々でんきはU-NEXTやオンライン診療などサービスが充実しているので、今後さらに注目を集めるでしょう。

＼新電力におすすめ／

楽々でんき

シン・エナジー

シン・エナジー	詳細情報
供給エリア	全国 離島など一部除く
初期費用	0円
支払方法	クレジットカード 口座振替
解約費用	0円

シン・エナジーは、シン・エナジー株式会社が提供する新電力サービスです。国内のほぼ全域を対象にしている新電力サービスなので、居住地域に縛られずに契約できます。

シン・エナジーがおすすめな理由

• JALマイルが貯まる
• 毎月の電気代が安い
• プランが豊富にある

他社を圧倒する料金の安さが特徴で、資源エネルギー庁が公表している省エネコミュニケーションランキングで最高ランクを獲得しています。

シン・エナジーは、業界トップクラスの安さで、電気代を節約したい全ての人におすすめです。

＼最安クラスに安い／

シン・エナジー

オクトパスエナジー

オクトパスエナジー	詳細情報
提供エリア	全国 沖縄と離島を除く
電気料金	料金確認
初期費用	0円
支払方法	クレジットカード 口座振替 コンビニ払い
解約費用	0円

オクトパスエナジーは、もともとイギリス発の電力会社で、2021年に東京ガスと合弁でTGオクトパスエナジー株式会社が提供する新電力サービスです。

オクトパスエナジーがおすすめな理由

• 月額料金が安い
• 実質再生可能エネルギー100％
• サポート体制が評判が良い

オクトパスエナジーは、実質再生可能エネルギーを100%使用しながらも新電力で最安値クラスです。

＼料金が安い／

オクトパスエナジー

Looopでんき

Looop でんき	詳細情報
提供エリア	全国 離島など一部除く
電気料金	エリア毎の料金確認
初期費用	0円
支払方法	クレジットカード
解約費用	0円

Looopでんきは、株式会社Looopが提供している電力サービスで東日本大震災をきっかけに2011年に設立されています。

株式会社Looopは非上場企業ですが、多くの電力会社と関係を強めており、今後さらに注目を集めるでしょう。

供給エリアは離島など一部を除き全国です。

Looopでんきがおすすめな理由

• 燃料費調整額が0円
• 安い時間に使えば節約できる
• 最大10,000円分プレゼント実施中

Looopでんきの乗り換えた人のほとんどが、電気料金が安くなったと実感するサービスです。

料金の安い時間帯に多く使用すれば、電気料金を大幅に抑えることができますよ。

＼新電力におすすめ／

Looopでんき

冬の電気代でよくある質問

一人暮らしの冬の電気代で、よくある質問をお答えします。

一人暮らしの冬の電気代について不安がある人や、具体的な節約方法に疑問点が残っている人は、よくある質問の内容をしっかり確認してから対策を始めましょう。

なお、電力会社を変更する場合の疑問や質問に関しての詳細は、各電力会社のカスタマーサポートへお問い合わせください。

まとめ

最後に一人暮らしの冬の電気代をおさらいしましょう。

一人暮らしの冬の電気代は、エアコンや暖房器具の使用により春と比べて20％以上高くなります。

エアコンの設定温度を調整や待機電力を減らせば節約効果が期待できます。

それに加えて、電力会社を従来のサービスから新電力への切り替えれば、年間2,500～4,800円の節約が期待できます。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。