大学生の一人暮らしの平均電気代は？地域ごとの電気代や安くする方法を解説

「大学生の一人暮らしの平均電気代は？」
「大学生の一人暮らしの平均的な電気の使用量は？」
「電気を安くする方法は？」

大学生で一人暮らしを始める人の中には、このような悩みや疑問を持つ人が多いのではないでしょうか。

柴田 今日子

大学生の一人暮らしの平均電気料金は5,283円です。どのエリアでも新電力にすることで、電気代を大幅に節約できますよ。

この記事は大学生の一人暮らしの平均電気代や、平均的な電気の使用量を解説します。

また、電気を安くする方法やおすすめの新電力会社も解説しているので、ぜひ参考にしてください。

大学生の一人暮らしの平均電気代は5,283円

「e-stat」という政府が統計しているポータルサイトのデータによると、単身世帯の勤労者世帯の平均電気代は5,283円でした。

厳密に言うと大学生は勤労者世帯に含まれませんが、日中家にいないことが多い大学生と生活習慣が似ているため、勤労者世帯の平均電気代を参考にしています。

勤労者世帯の2024年の平均電気代は、1月～3月が最も高額です。

1月～3月は寒さで暖房機器の使用頻度が増えるとともに、日が短いため照明を使う時間も長くなるためです。

一方、4月～6月の電気代は気温が比較的穏やかであり、冷暖房の使用が少ないため平均電気料金よりも安く抑えられます。

時期によって電気代は大きく異なりますが、おおよその目安として考えておくと良いでしょう。

【地域別】大学生の一人暮らしの平均電気代を比較

大学生の一人暮らしの平均電気代は、地域によって大きく異なります。

冬場に特に冷え込む北海道・東北エリアは電気代も高く、比較的暖かい関西・関東エリアは安いです。

もちろん全国平均も参考になりますが、より正確な基準が知りたい人は住んでいるエリアごとに料金を確認しましょう。

自分が住んでいるエリアの平均電気代を知ることで、節電の重要性も分かります。

北海道・東北エリアの平均電気代は5,951円

北海道・東北エリアの平均電気代は、全国と比較しても高めです。

春や夏の電気代は比較的低めですが、冬の電気代が極端に高く、その影響でトータルの電気代が高くなっています。

各電気代を大手電力会社の使用量で換算すると、北海道電力で約138kWh、東北電力で172kWhです。

安い電力会社を探す場合は、使用電力量を確認したうえで契約しましょう。

関東エリアの平均電気代は4,444円

関東エリアの平均電気代は、全国6つのエリアの中で最も安いです。

関東エリアは特に電力会社が多く、価格競争が激しいため、その分だけで料金が安くなっていると考えられます。

東京電力から乗り換えるだけで大幅に安くなることもあるため、電力会社をしっかり選ぶことが大切です。

なお、平均電気使用量を東京電力換算で計算すると約129kWhです。

関東エリアで電力会社を比較する際は、129kWhを指標にしましょう。

北陸・東海エリアの平均電気代は5,939円

北陸・東海エリアの平均電気代は、北海道・東北に次いで高いです。

北陸地方は広い家が多く、使用する照明や暖房機器も増えるため電気代が高くなっていると考えられます。

電気使用量を換算すると、北陸電力と中部電力ともに約172kWhです。

電力会社を探す場合は、172kWhを目安に契約しましょう。

近畿エリアの平均電気代は5,211円

近畿エリアの平均電気代は、全国6つのエリアの中で2番目に安いです。

関西電力は火力発電に加えて、水力発電と原子力発電を活用しているため、その分だけ電気代を安く提供できています。

また関西地方の都市部は核家族が多く、住宅がコンパクトであることも電力消費量が少ない理由の一つです。

関西電力を基準に電力量を計算すると180kWhです。電力会社を検討するときの目安にしましょう。

中国・四国エリアの平均電気代は5,709円

中国・四国エリアの電気代は、全国の中でも平均的な料金です。

冬場は少し冷え込みますが、1年を通して過ごしやすい環境にあるので、平均的な値段になっています。

電気使用量は、中国電力換算で179kWh、四国電力換算で175kWhに相当します。

中国・四国エリアで電力会社を比較する際は、175～179kWhを目安にしてください。

九州・沖縄エリアの平均電気代は5,275円

九州・沖縄エリアは、春は電気代が安めですが、夏にかけて高くなります。

九州電力は火力発電に加え原子力発電や太陽光発電も活用しているため料金は安いですが、暑くなる時期が多い影響で、春から夏にかけて高いです。

九州電力を基準にして換算すると30Aで170kWh、40Aで160kWh、沖縄電力では146kWhと計算されます。

九州・沖縄エリアの電気代を比べる際は、上記の電力量を指標にしましょう。

大学生の一人暮らしで電気代を安くする方法

大学生の一人暮らしの電気代を安くなら、新電力会社への乗り換えがおすすめです。

新電力会社は切り替えるだけで安くなるため、最初に行う節約方法として効果的です。

申し込みもインターネットから5分で完了するので、誰でも簡単に契約できます。

電力会社が変わっても使える電気に違いはないので、初めて使う人でも安心です。

その他にも、日々の節電や省エネ家電の買い替えで電気代の節約が可能です。

どちらも継続して行うと効果は目に見えてきますが、一人暮らしはそもそもの電気使用量が少ないため、効果は低めです。

また、エネ家電の買い替えも効果的ではありますが、家電購入時の出費がかさんでしまいます。

導入ハードルや費用対効果を求めるなら、新電力会社の契約がベストでしょう。

大学生の一人暮らしにおすすめの新電力会社

新電力会社
東電と比較	安い	かなり安い	安い	安い	かなり安い
付帯サービス	充実	シンプル	シンプル	充実	シンプル
基本料金	0円	必要	必要	必要	必要
ガスセット	有り	無し	無し	有り	無し
ポイント	無し	無し	無し	有り	無し
特徴	かけつけサービス無料 即日開通にも対応	電気代が安い 昼夜プランもある	30分おきに 電力量料金が変動	一人暮らし向け プランがある	1年限定で 燃調費0円プランもある
おすすめな人	一人暮らしが初めて 新生活スタートする人	安さにこだわる人	電気代が安い時間帯で 集中して電気を使える	使用量別でお得な 電気を契約したい人	話題の新電力で 契約したい人

大学生の一人暮らしは、自分が重視したいポイントで電力会社を選びましょう。

例えば、料金を重視したい、特典を重視したいなど、重視したいポイントによっておすすめの電力会社が異なります。

自分にぴったりの電力会社を契約することが大切です。

楽々でんき

楽々でんきは、生活トラブルに24時間対応してくれる「かけつけサービス」が無料で使える電力会社です。

ガスが点かなくなった、水道が詰まって水が流れないなど、日常的なトラブルにいつでもかけつけてくれるため、トラブルで困りがちな初めての一人暮らしに向いています。

また、U-NEXTやSOKUYAKUも最大2ヶ月無料で使えるので、新生活を始めたでバタバタしているタイミングにぴったりでしょう。

楽々でんき	詳細情報
提供エリア	全国 沖縄と離島を除く
初期費用	3,850円
支払方法	クレジットカード 口座振替
解約費用	プランによる

楽々でんきは、株式会社エクスゲートが運営する新電力です。

引っ越しの際、新居の電気の契約を忘れていた場合でも、最短で電気の即日開通ができるのが楽々でんきの特徴です。

楽々でんきがおすすめな理由

• 基本料金が10％も安い
• 引っ越し当日に対応してくれる
• 水漏れなど緊急対応のサポートが充実

楽々でんきはU-NEXTやオンライン診療などサービスが充実しているので、今後さらに注目を集めるでしょう。

＼新電力におすすめ／

楽々でんき

シン・エナジー

シン・エナジーは全国で安く使える、料金の安さが魅力の電力会社です。

基本的なプランでも非常に安いですが、生活スタイルに合ったプランを選ぶと、さらに電気代を節約できます。

昼に電気を使う人は昼向けのプランを、夜に電気を使う人は夜向けのプランを契約すると良いでしょう。

シン・エナジー	詳細情報
供給エリア	全国 離島など一部除く
初期費用	0円
支払方法	クレジットカード 口座振替
解約費用	0円

シン・エナジーは、シン・エナジー株式会社が提供する新電力サービスです。国内のほぼ全域を対象にしている新電力サービスなので、居住地域に縛られずに契約できます。

シン・エナジーがおすすめな理由

• JALマイルが貯まる
• 毎月の電気代が安い
• プランが豊富にある

他社を圧倒する料金の安さが特徴で、資源エネルギー庁が公表している省エネコミュニケーションランキングで最高ランクを獲得しています。

シン・エナジーは、業界トップクラスの安さで、電気代を節約したい全ての人におすすめです。

＼最安クラスに安い／

シン・エナジー

Looopでんき

Looopでんきは30分ごとに電気料金が変動する、市場連動型のプランを採用した電力会社です。

30分ごとに料金が変わるため、1日の中で安い時間を狙って電気を利用することが大切です。

関西・九州では少し高くなってしまいますが、それ以外のエリアであれば、使い方を工夫することで大幅に節約につながるでしょう。

Looop でんき	詳細情報
提供エリア	全国 離島など一部除く
電気料金	エリア毎の料金確認
初期費用	0円
支払方法	クレジットカード
解約費用	0円

Looopでんきは、株式会社Looopが提供している電力サービスで東日本大震災をきっかけに2011年に設立されています。

株式会社Looopは非上場企業ですが、多くの電力会社と関係を強めており、今後さらに注目を集めるでしょう。

供給エリアは離島など一部を除き全国です。

Looopでんきがおすすめな理由

• 燃料費調整額が0円
• 安い時間に使えば節約できる
• 最大10,000円分プレゼント実施中

Looopでんきの乗り換えた人のほとんどが、電気料金が安くなったと実感するサービスです。

料金の安い時間帯に多く使用すれば、電気料金を大幅に抑えることができますよ。

＼新電力におすすめ／

Looopでんき

オクトパスエナジー

オクトパスエナジーは、CMやネットで話題の新電力会社です。

少しマイナーな電力会社ですが、イギリスで最も利用者が多い電力会社で、話題の新電力会社を契約したい人に向いています。

電気料金も比較的安いので、大企業のサービスを利用したい人にぴったりです。

オクトパスエナジー	詳細情報
提供エリア	全国 沖縄と離島を除く
電気料金	料金確認
初期費用	0円
支払方法	クレジットカード 口座振替 コンビニ払い
解約費用	0円

オクトパスエナジーは、もともとイギリス発の電力会社で、2021年に東京ガスと合弁でTGオクトパスエナジー株式会社が提供する新電力サービスです。

オクトパスエナジーがおすすめな理由

• 月額料金が安い
• 実質再生可能エネルギー100％
• サポート体制が評判が良い

オクトパスエナジーは、実質再生可能エネルギーを100%使用しながらも新電力で最安値クラスです。

＼料金が安い／

オクトパスエナジー

CDエナジー

CDエナジーは関東エリア限定で契約できる人気の新電力会社です。

電気とガスをセットで契約すると、両方の料金がそれぞれ0.5%割引される「電気セット割」が適用されるので、セットで探している人に向いています。

また、一人暮らし向けのプランも用意されているため、ガスとセットで契約したい人は検討してみると良いでしょう。

CDエナジー ダイレクト	詳細情報
供給エリア	東京電力区域内
初期費用	0円
支払方法	クレジットカード 口座振替
解約費用	0円 ※一部プランを除く

CDエナジーダイレクトは、中部電力ミライズと大阪ガスが50%ずつ出資して2018年に設立されました。

電気の提供エリアは東京電力管内のみですが、独自のポイント制度などが利用者から評価されており、2024年時点の契約実績は70万件（取次事業者の獲得も含む）を突破しています。

CDエナジーがおすすめな理由

• 電気の使用量がわかりやすい
• プランが豊富にある

CDエナジーの標準的なプラン「ベーシックでんき」と、東京電力の自由料金の標準プラン「スタンダードS」を比べると、基本料金と電力量料金はCDエナジーの方が安いです。

料金プランも従量制からオール電化住宅向けまで多種多様に用意されているので、世帯人数やライフスタイルを問わず契約できるのが魅力です。

電気＋ガスのセット割で、一般家庭向けのベーシックガスプランは0.5％割引になるなど、お得な電力会社です。

＼首都圏で人気／

CDエナジー

大学生の一人暮らしの電気代でよくある質問

大学生の一人暮らしの電気代で、よくある質問をお答えします。

新電力会社の契約に不安がある人や、契約に際しての疑問点が残っている人は、よくある質問の内容をしっかり確認してから契約に進みましょう。

まとめ

最後に、大学生の一人暮らしの電気代をおさらいしましょう。

大学生の一人暮らしの平均電気料金は5,283円で、地域別では関東エリアが最も安く、北海道・東北エリアが最も高いです。

電気代を安くするなら、手軽ですぐに節約効果を感じられる新電力会社への切り替えをおすすめします。

住んでいるエリアや電気の使い方によっておすすめする新電力会社は異なるため、自分に合った電力会社を選びましょう。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。