電気ストーブとエアコンで電気代が安いのはどっち?使い分けや節約方法も解説

電気ストーブとエアコンの電気代を比較

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「電気ストーブとエアコンはどっちが安いの?」
「電気ストーブとエアコンの使い分け方は?」
「電気代そのものを根本的に安くする方法は?」

電気ストーブとエアコンの電気代について、このような疑問があるのではないでしょうか。

中には電気代が高くなっていて、暖房器具の使い方を見直したい方もいるかもしれません。

柴田 今日子
柴田 今日子

電気ストーブよりも、エアコンの方が電気代が安いです。

特にリビングなどの広い部屋を長時間暖めるには、エアコンが最適です。

この記事は、電気ストーブとエアコンの電気代を解説します。

電気ストーブとエアコンの使い分けも解説しているので、ぜひ参考にしてください。

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電気ストーブとエアコンで電気代が安いのはどっち?

電気ストーブとエアコンで電気代が安いのはどっち?

電気ストーブとエアコンでは、エアコンの方が電気代が安いです。

例えば6畳用のエアコンと一般的な電気ストーブを比較すると、1ヶ月で5,000円以上の差が出るケースもあります。

エアコンの方が電気代が安くなるのは、電気ストーブよりも効率的に部屋を暖められるからです。

ここでは、電気ストーブとエアコンの電気代や、エアコンの方が安い理由を解説します。

電気代が安いのはエアコン

時間電気ストーブ
(1200W)
エアコン
(6畳用)
1時間約37.2円約15.0円
1日
(8時間)
約297.6円約120.0円
1ヶ月
(30日)
約8,928円約3,601円
※電力料金単価31円/kWhで計算した場合

結論から言うと、電気ストーブよりもエアコンの方が電気代が安いです。

例えば1200Wの電気ストーブ6畳用のエアコンの暖房を比較すると、1時間あたり約22.2円の差があります。

1日8時間使用すると約177.6円、1ヶ月では約5,327円エアコンの方が安いです。

長時間の使用を想定すると、電気ストーブとエアコンでは電気代に大きな差が生まれます。

エアコンの方が安い理由

エアコンの方が安い理由は、部屋を暖める仕組みが違うからです。

エアコンはヒートポンプ技術により、外にある熱を集めて室内に運び、少ない電力で効率的に大きな熱エネルギーを生み出すため、省エネ性能が高いです。

一方で、電気ストーブは電気を使ってヒーターを発熱させ、その熱で直接周囲を暖めるので、熱を作るのに多くの電力を消費します。

使用する電力が少ないほど、電気代を安く抑えられます。

省エネ運転ができるのも、エアコンの電気代が安い理由のひとつです。

エアコンは、運転開始時に設定温度に到達させるまで多くの電力を消費します。

しかし、一度部屋が暖まると室温を維持するのに省エネ運転に切り替わり、消費電力を大幅に抑えられます。

長時間使用するとエアコンの方がトータルの消費電力が少ないので、電気ストーブよりも電気代が安いです。

電気ストーブの種類と電気代の目安

電気ストーブの種類と電気代の目安
電気ストーブ1日
(8時間)
1ヶ月
(30日)
カーボンヒーター約111.6円
~223.2円
約3,348円
~6,696円
ハロゲンヒーター約99.2円
~297.6円
約2,976円
~8,928円
オイルヒーター約124.0円
~297.6円
約3,720円
~8,928円
セラミックファンヒーター約136.4円
~297.6円
約4,092円
~8,928円
※電力料金単価31円/kWhで計算した場合

電気ストーブにはいくつか種類があり、それぞれ電気代や特徴が異なります。

中でも電気代が安いのは、カーボンヒーターです。

電気代が高いセラミックファンヒーターと比較すると、1ヶ月で約700~2,000円の差があります。

ここでは、電気ストーブの種類と電気代の目安を解説します。

カーボンヒーター

時間カーボンヒーター
1時間約14.0~27.9円
1日
(8時間)
約111.6~223.2円
1ヶ月
(30日)
約3,348~6,696円
※電力料金単価31円/kWhで計算した場合

カーボンヒーターは、炭素繊維に電気を流して発熱する仕組みです。

1時間あたりの電気代は約14.0~27.9円です。

1日8時間使用すると約111.6~223.2円、1ヶ月で約3,348~6,696円の電気代がかかります。

電気ストーブの中でも電気代が安く、電気代が高いセラミックファンヒーターよりも1ヶ月で約700~2,000円安く使えます。

ハロゲンヒーター

時間ハロゲンヒーター
1時間約12.4円~37.2円
1日
(8時間)
約99.2円~297.6円
1ヶ月
(30日)
約2,976円~8,928円
※電力料金単価31円/kWhで計算した場合

ハロゲンヒーターは、ハロゲンランプを発熱体として利用するヒーターです。

電気代は、1時間あたり約12.4円~37.2円です。

1日8時間使用すると約99.2円~297.6円、1ヶ月で約2,976円~8,928円になります。

ハロゲンヒーターは、他の電気ストーブよりも本体価格が比較的安いです。

カーボンヒーターは6,000円程度ですが、ハロゲンヒーターは3,000円台から購入できる製品もあります。

オイルヒーター

時間オイルヒーター
1時間約15.5円~37.2円
1日
(8時間)
約124.0円~297.6円
1ヶ月
(30日)
約3,720円~8,928円
※電力料金単価31円/kWhで計算した場合

オイルヒーターは密閉された容器内のオイルを電気で暖め、放熱で部屋全体を暖める暖房器具です。

1時間あたりの電気代は、約15.5円~37.2円です。

1日8時間使うと約124.0円~297.6円、1ヶ月で約3,720円~8,928円かかります。

運転音がほとんどないので、夜間の使用や静かな環境が求められる場面に適しています。

セラミックファンヒーター

時間セラミックファンヒーター
1時間約17.1円~37.2円
1日
(8時間)
約136.4円~297.6円
1ヶ月
(30日)
約4,092円~8,928円
※電力料金単価31円/kWhで計算した場合

セラミックファンヒーターは、電熱線で暖めたセラミックにファンで風を送り、温風を吹き出します。

1時間あたりの電気代は約17.1円~37.2円で、他の電気ストーブに比べてやや割高です。

1日8時間で約136.4円~297.6円、1ヶ月で約4,092円~8,928円の電気代がかかります。

コンパクトなモデルが多く、脱衣所や足元などスポット的な利用に向いています。

エアコンの特徴とサイズごとの電気代の目安

エアコン

部屋全体を効率的に暖めるのが、エアコンの特徴です。

設定温度に達した後は消費電力を抑えて運転するため、長時間使用するとコストパフォーマンスが高まります。

性能を最大限に引き出すには、部屋の広さに合ったサイズを選ぶのがポイントです。

ここでは、エアコンの特徴とサイズごとの電気代の目安を解説します。

エアコンの特徴

エアコンの強みは、部屋全体を効率的に暖める性能です。

温風を循環させ、リビングや寝室などの広い空間でも均一に温度を保ちます。

運転開始時は電力を多く使いますが、設定温度に達した後は消費電力を抑えて運転を続けるので、省エネ性能によりコストパフォーマンスが高まります。

短時間でオン・オフを繰り返すよりも、ある程度の時間つけっぱなしにする方が経済的です。

サイズごとのエアコンの電気代の目安

サイズ1時間1日
(8時間)
1ヶ月
(30日)
6畳約15.0円約120.0円約3,601円
8畳約17.7円約141.9円約4,256円
10畳約24.6円約196.4円約5,893円
12畳約31.5円約252.2円約7,567円
14畳約39.0円約311.7円約9,352円
18畳約56.6円約452.6円約13,578円
※電力料金単価31円/kWhで計算した場合

エアコンはサイズが大きくなるほど消費電力も大きくなり、電気代は高くなります。

6畳用と18畳用を比較すると、1日あたりの電気代は約40円、1日では約190円、1ヶ月では約1万円の差があります。

ただし表の電気代は目安で、省エネ運転がうまく機能すれば、実際の電気代は計算結果よりも安いです。

効率的に部屋を暖めるには、部屋の広さに合うエアコンを選ぶのがポイントです。

電気ストーブ・エアコンの使い分け方

電気ストーブとエアコンの特性を理解し、シーンに応じて使い分けると効率的です。

電気ストーブはスイッチひとつで素早く暖まるので、脱衣所やトイレなどの狭い空間をすぐに暖めたい場合に最適です。

一方で、エアコンは長時間にわたって均一に暖めるため、リビングや寝室などの広い空間に向いています。

ここでは、電気ストーブとエアコンの使い分け方を解説します。

狭い空間を瞬時に暖めるなら電気ストーブ

ピンポイントで暖を取りたい時は、スイッチを入れてすぐに温まる電気ストーブが最適です。

電気ストーブは広い部屋を暖められませんが、狭い空間を瞬時に暖められます。

朝の支度をする脱衣所、短時間しか滞在しないトイレなどに便利です。

電気ストーブがあると、仕事や作業中の足元の冷えも解消できます。

部屋全体を均一に暖めるならエアコン

広い空間を暖めたい時は、エアコンが最適です。

エアコンは稼働してから暖まるまでに時間はかかりますが、部屋全体を均一に暖めるのが得意です。

リビングや寝室など広くて長時間滞在する場所ではエアコンが向いています。

一度設定温度に達すると、省エネ運転を始める点も効率的です。

暖房器具の節約方法

暖房器具の電気代は、工夫次第で効果的に抑えられます。

エアコンであれば、サーキュレーターで空気を循環させたり、自動運転モードを活用したりするのが効果的です。

電気ストーブは他の暖房器具と組み合わせたり、タイマーで消し忘れを防いだりすると節約に繋がります。

ここでは、エアコンと電気ストーブの節約方法を解説します。

エアコンの節約方法

エアコンの節約には、扇風機やサーキュレーターが役立ちます。

暖かい空気は上に溜まるため、空気を循環させると設定温度を上げすぎずに部屋全体を効率良く暖められます。

暖房時は、サーキュレーターをエアコンの対角線上に上向きにして置くと効果的です。

電気代の節約を優先するなら、自動運転モードの活用もおすすめです。

室温に応じて最適な運転に自動で切り替わり、無駄な電力消費を防げます。

フィルターの定期的な掃除も重要で、フィルターが汚れていると吸い込み効率が落ち、余計な電力を消費します。

フィルターの掃除は、2週間に1回程度が目安です。

電気ストーブの節約方法

電気ストーブの節約には、ホットカーペットやこたつとの併用が効果的です。

こたつで足元を暖めたり、電気毛布で直接体を暖めたりすると、電気ストーブの過度な運転を避けられます。

タイマー機能があると、必要な時間だけ稼働できるので無駄な電力消費がなくなります。

例えば就寝前に1時間だけ設定するなど、タイマー機能は消し忘れ防止に便利です。

使用しない時はコンセントからプラグを抜くのも節電の基本です。

コンセントに差しっぱなしにすると待機電力を消費するため、わずかながらも電気代を抑えられます。

待機電力とは?

待機電力とは、家電製品が電源を切っていても、コンセントに差しているだけで消費される電力です。リモコン操作への待機やタイマー機能、時計表示などを維持するのに使われます。

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電気ストーブとエアコンの電気代でよくある質問

電気ストーブとエアコンの電気代で、よくある質問をお答えします。

電気ストーブとエアコンについて、「結局どっちが安いの?」という根本的な疑問や「賢い使い分け方は?」という具体的な疑問を持つ方もいるかもしれません。

電気代が安いのはエアコンで、局所的に暖めるなら電気ストーブ、広い部屋を暖めるならエアコンがおすすめです。

ここでは、電気ストーブとエアコンの電気代でよくある質問に回答します。

電気ストーブとエアコンで電気代が安いのはどっち?
電気代が安いのはエアコンです。1ヶ月の電気代を比較すると、電気ストーブより5,000円以上安くなるケースもあります。エアコンの電気代の方が安いのは、エアコンが少ない電力で効率良く熱を生み出すのに対し、電気ストーブは多くの電力を消費するからです。さらに、エアコンは室温が安定すると省エネ運転に切り替わるので、長時間使うほどお得になります。
>> 電気代の違いをくわしく見る
電気代が安い電気ストーブは?
比較的電気代が安いのは、カーボンヒーターです。例えば1日8時間使用した場合、カーボンヒーターの1ヶ月あたりの電気代は約3,348円~6,696円です。セラミックファンヒーターは約4,092円~8,928円で、最大2,000円程度の差が生じます。各種類の特性と電気代の目安を理解し、ライフスタイルに合ったものを選ぶのが重要です。
>> 電気ストーブの電気代をくわしく見る
エアコンの特徴は?
エアコンの最大の強みは、部屋全体を効率良く暖められる点です。温風を循環させるため、リビングのような広い空間でも温度ムラなく快適に保てます。運転開始時は電力を消費しますが、一度設定温度に達すると消費電力を抑えた運転に切り替わるので省エネです。短時間でのオンオフを繰り返すよりも、ある程度の時間つけっぱなしにする方が経済的です。
>> エアコンの特徴をくわしく見る
電気ストーブとエアコンの使い分け方は?
トイレや脱衣所など、狭い場所をすぐに暖めたい場合は、速暖性に優れた電気ストーブが向いています。一方で、リビングや寝室などの広い部屋で長時間過ごすなら、空間全体を効率良く暖められるエアコンが最適です。それぞれの特徴を理解して使い分けると、快適さを損なわずに無駄な電力消費を抑えられます。
>> 使い分け方をくわしく見る
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まとめ

最後に、電気ストーブとエアコンの電気代をおさらいしましょう。

  • 電気ストーブよりもエアコンの方が安い
  • エアコンと電気ストーブは使い分けが大切
  • 電力会社の見直しは根本的な電気代削減になる

電気ストーブよりも、エアコンの方が電気代が安いです。

エアコンは部屋全体を温めるのに適していて、電気ストーブは局所を暖めるのが得意です。

それぞれの特徴を理解して使い分けると、効率的に電気代を節約できます。

さらに根本的な電気代削減を目指すなら、電力会社の見直しも有効です。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。